壱章─桜、デビュー戦─
健はナイフの入っているケースを割り、中からナイフを取り出した。
桜「な、なんでこんなのがあんたの部屋に!?」
健「使い方がわからなかったから、自分流にアレンジしてみたんだ。」
─アレンジというより、改造である。
???「丁度いい機会だ。お前の力量、見してもらうぞ。」
腕が大砲の少年「クソ!なんだこれは!?」
健「俺の部屋さ!」
少年「くっ、どこだ!障害物が多すぎる!!!
こうなったら、全部ぶっ飛ばしてやる!!!」
─しまった!
健「桜!!!こうなったらパネルを押せ!」
桜「こ、これの事?」
健「それだ!そこにナイフの説明書きがあるだろう?」
桜「うんっ、ある!」
健「それをよく読んで、効果とか全部覚えとけ!状況に応じたナイフを選んで、タッチするんだ!そしたら俺の持ってるナイフがそれになるから!ナイフ後援科の予習だと思って!」
桜心の声『だから違うって…でもまあ、やってみっか!』
桜「分かった!読んでる間、なんとか粘ってね!」
健「誰に向かって物言ってやがる!」
桜「間違っても無理矢理突っ込んだりは…」
健は突っ込む。
桜「しな…い…」
健は怯まず突っ込む。
桜「よ…ね…」
健は大砲の少年に辿り着き、ナイフを突き立てた!
桜「あははははははは…」