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壱章─武器庫と化す部屋─
部屋の中は、使ってないだけあって、結構きれいだった。ただ、使っていないせいで、埃などが溜まっており、二人は使い方より先に掃除のしかたから始めることにした。
健「親切にしてくれるのはありがたいが、やっぱりやめといた方が…」
桜「なに言ってんの。あんたの部屋でしょ。自分でそう言ってて誰がやんのよ。」
健「でも」
ドカーーン!
健の部屋の窓と壁に、円形の穴が空いた。
健&桜「な、なにー!?」
腕が大砲の少年「フフフ…やっと見つけた…」
健「な、それは規則違反の武装化大砲!一体何処でそんなものを…」
腕が大砲の少年「決まっている…自分で武装化したんだ!バーストチャージ!」
健「マズい!桜、後ろのボタンを押せ!」
桜「え…!」
健「ボーッとすんな!早く!」
桜「あ、うん!」
桜はボタンを押した。
途端に無数の武器が美術館の展示のように現れ、不思議なパネルが桜の前に現れ、周りに障壁のようなものが現れた。