九章─旅館探索①─
優「こ、ここ、旅館なのか?」
明「まさか、場所間違えたなんて、い、言わねぇよなあ。」
─そこはまるで、ホテルのようだった。それも、アッチ系の。
滝田「フッフッフッ、では今日最後の課題を言おう。名付けて『全員で協力し、『遊☆楽☆亭』を発見せよ!!!』だ。」
健「素直に道に迷ったって言やぁいいのに。」
滝田「ぐっ」
篝「大人って素直じゃないんですね。」
滝田「ぐおっ!?」
光「自分の失敗を隠すのは、よくないと思いまーす!」
滝田「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
健「んで、どの辺で道に迷った?」
運転手「もうどの辺か解りません。滝田先生がナビをしてくださっていたのですが、酔った勢いでテキトーな事を言っていたらしく…」
健「こんなん飲んでっから!」
滝田の飲んでいた缶ビールを持って言う。
滝田「以後気を付けます…。」
優「ったくよお、皆疲れてんだから、ちゃんと責任を持って連れてってくれねーと…」
滝田「以後気を付けます!」
健「まあ、こうなりゃ、皆の報告を待つっきゃねぇな。」
流「どうしようもありませんね。同じ女として、恥ずかしいぐらいです。」
そう、言動や行動は男でしかないが、滝田先生、実は女だったりする。真偽を確かめたくば第四部・壱章─クラス発表─にて名前が明かされていて、『滝田 奈央』という女でしかない名前なので、どうぞ御確認ください。
桜「滝田先生が女かどうかはともかく、報告まで書くことがなくなったからって、作者が勝手に宣伝をしてしまうご無礼をお許し下さい。」
宰「健様!」
健「お、宰、待ってたぞ。」
宰「そ、それが…見つからないんですよ、もう二時間も探しているというのに。ここがどこかも、まだわかっていませんし。」
健「はあ?そんなの、その辺の道の人とか、それこそそこのホテルの人とかに…」
宰「じゃあ、健様はお一人でラブホに入れると?」
健「『ラブホ』って何だ?俺が入るのはホテルだぞ。んじゃ宰、メモ取るためだ、ついてこい。」
宰「はい?」
健「道教えてもらえたら、どうすんだよ。俺一人で、質問しながらメモとれってか。」
宰「っていうか、男二人でラブホ入るのもどうかと…」
健「何だそんなに嫌か?んじゃあ優、ちょっとついてこい。」
優「はあ!?なんで俺がお前とラブホなんか入らなきゃいけねーんだ!?」
健「んじゃあ青葉!」
流「お断り致します。」
健「何で皆嫌なんだよ。たかが聞き込みだろ。桜もいねぇし、しょうがねぇ、俺が一人で行くか。」
滝田「んじゃあ私と行く?」
健「却下。『メモをとる』という目的で、酔っぱらいを連れてくわきゃねぇだろ。そこに座って反省してろ。」
滝田「何だ、隙を見て一緒に泊まろうと思ったのに…」
─滝田、酔っぱらって暴走す。




