八章─願ったり叶ったりな課題⑥─
健「なーるほど。まあ、問答無用で落とされたんだから、全域爆破はなしだな。」
流「何言ってんの?上にいるじゃない!!」
健「…!!あれは…」
優「『神使』…」
翼「あれが噂の…」
健「やっと、お目にかかれたって訳か!」
桜「何言ってんの!?まだろくに練習だって…」
調「敵襲です。桜さん、障壁を展開しないと、健さんが死にますよ。」
聡「僕等と一緒に、後方支援です。明さんも!」
明「わあってるって。優!このあたいが全力を出すんだ、死んだらただじゃおかねーぞ!」
優「わかってらあ!」
翼「でも、飛べない僕等は、あれとどうやって戦う?」
流「そんなこと…」
健「決まってらあ!」
健達ファイターは、全力で観覧車を登り始める。
神使「フン、ムダナコトヲ…」
神使の指から、黄色い光弾が発射される。
聡「中和弾、発射!」
調「了解!」
調のライフルから、白い光弾が発射される。
光弾同士が衝突し、両方とも塵と消える。
パネル四行目
・急進ナイフ
投げたら最後、投げた人物が『停止』の意志により止めるか、破壊されたり圧倒的な力で止められるまで止まらない、鋭く貫通力の高いナイフ。
桜「いくわよ!健!」
健「来た来た!俺、投げナイフって得意なんだよねー。」
明「こっちも行くぞ!『超肥大炎斧』!」
明はパネルを持っていないが、両手を前に差し出し、集中しながら名前を唱えることにより、優の斧を変更できるようでる。
そして集中力に応じて、その斧の強さも変わる!
明「ちなみに今日は…七十パーセントだ…」
優「出た!俺の最強形態!」
翼「早くしてくれよ。他の皆は終わったよ。」
少女「はいっ!この一条香、本庄君のため、全力を尽くします!」
翼「ッ、それはいいから、早くしてくれ。」
香「は、はい!じゃあとりあえず、『分身飛翔双刀』!!!」
翼「ほいきた!悪いが、僕一人だけ、翔ばせてもらうよ!」
─『飛べない僕等は、あれとどうやって戦う?』と言った張本人、飛翔中であります。
流「それにしても一条香は、何処から湧いて出たんだ?」
振り向くと、ギャラリーたくさん。
健「まったく、見てる暇がありゃあ逃げろよ。」
流「あの中からパートナーを探さねば…。」
少年「オーイ青葉!準備完了!『伸棒』!!!」
流「やっと来た?ずいぶん御ゆっくりだった模様ね。山瀬君。」
少年「この前から言ってるだろ?『宰』でいいって。」




