八章─願ったり叶ったりな課題④─
─その後、美少女ライバルコンビ、退場。
斧コンビ、退場。
翼&篝、退場。
ちなみにここで待ち構えていたのは、二人乗りの観覧車という超ベタベタな乗り物である。
桜「と、取り合えず、行きましょうか。」
健「まあ、二人で残ってるのもつまんねーしな。」
桜としては、これぞ真の『願ったり叶ったり』である。まさかこんなところで滝田の追加ルールが活きてくるとは。図ったんじゃないのか。
二人で乗り込む。
職員「行ってらっしゃいませ。」
健「おおおおー!高けー!もしかしたら刻の木より高けーんじゃねぇのか?」
桜「当たり前でしょ。日本一高いのよ。この観覧車は。」
健「俺、今まで刻の木が世界一高いと思ってたけど、違ったんだなー。」
木としてはどうかは知らないが、日本には63◯メートルの◯京スカイ◯リーだってあるのだ。木の方が高いわけがない。
桜「そ、それに、け、けけ結構、狭いわね。」
桜、何を動揺している。いつもは同じワンルームで一緒にいるじゃないか。寝るときだって…食事の時だって…
と、その時
ドカーン
観覧車の照明が消える。
続いて一向に動かなくなる。
丁度健達のいるところが、観覧車の最高点に達した、その瞬間だった─




