表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/124

八章─願ったり叶ったりな課題②─

桜「絶対に、負けないからね。」

健「ん、何がだ。」

桜「あたしだって、班長なんだから!」

─桜班─

班長 桜

副班長 調

その他班員 明・青葉あおば ながれ←新キャラ!!!・翼

流は、制服を着ていながらも、何か威圧を感じさせる、金髪の美少女。諸姉妹も美少女だが、男子の間では『スリートップ』と称されるほど、三人とも人気が高いのである。

流「皆さん、どうぞお手柔らかに。」

迷「よろしくお願いします、青葉さん。」

翼「しかし二人とも良かったね。」

流「…と言うと?」

翼「二人とも、裏では大変な人気っぷりだから。ここにはそういう心を持った人は…」

標的は違うが、そういう心満載の男が一人。

聡「桜さん、絶対に負けませんからね!僕らが勝った暁には、僕とけっ…」

優「桜はいいとして、お前はまだ十六だろ。」

調「いやいや、そういう問題じゃないですよ。」

篝「轟さんと津田君は、私が認めたカップルなんですから、佐渡君に逆転勝利はありません!」

桜「カップルってそんな、大層なもんじゃ…」

健「『カップル』って、何だ?」

聡「そんなぁ…」

滝田「おーい、お前等、盛り上がってるとこ悪いが、渡す物があるんで、班長は取りに来い!」

健「また妙な物作ったんじゃ…」

滝田「いやいや、これはこの競技の必需品だ。」

桜「必需品?」

滝田「そう、これは、名付けて、『鯖読み防止装置』!!!」

桜「鯖読みって…」

滝田「そう、この競技、たった一つの難点が、『監視する人がいないから、鯖読んでも気づかれない』だ!!!そこで、これを渡す。もう他の班には、お前等が仲良くお喋りしている間に渡しておいた。これを一旦受け取ると、特殊な音波が脳に働きかけ、絶対に鯖を読むことができなくなる!!!」

桜「そんな事、渡す前に言ったら受け取る人いないんじゃ…」

滝田「お前等だったら受け取ってくれるし、他の奴等には言う前に渡しておいた。それと言い忘れてたけど、人数制限のある乗り物は、人数が素数の班は、どっかの班と組んで乗ってもいいぞ。一人で乗ることになったりしたら、つまらんからな。」

桜「確かに…五人で乗れる乗り物なんて、そうそう無いですからね。」

滝田「名案だろ?」

健「班の中で人数分けて乗りゃ問題ないんじゃ…」

滝田「さあ気を取り直していこう!」

─どうやら気がつかなかったようである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ