伍章─パワーウエポン科受講資格試験⑧─
調「『閃光弾。』
翼「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
翼は、やっとの思いで瞼を閉じ、長い苦しみと失明だけは免れたようだ。だが─
翼「くっ、間抜けが。俺が苦しんでる間に救出すればよかったものを。」
健「それは無理だと思ったから、別の手段を使わせてもらった。」
見ると、翼の首筋には、健のナイフが突きつけられていた。
健「刺殺と絞殺、どっちが早いかぐらい、心得てるよな。」
優「後ろに逃げようとも、そうは問屋が卸さねぇぜ。」
後ろからは、優の斧が翼の首筋に当てられていた。
優「斬殺と絞殺、どちらが早いかぐらい、心得てんだろ?」
翼「…参った。参ったよ。もう詰みだ。僕の敗けだ。王の首は、もう捕られたよ。」
翼は、掴んでいた桜の首から手を放した。
翼「皆チームワーク良すぎ。大量の飛車角と戦ってる気分だったよ。」
健「そりゃどーも。」
桜「あー怖かった。結構脆いのね、あの障壁。」
健「まあな。所詮携帯用さ。設置してある俺の部屋のパネルとは訳が違う。」
桜「完全な安全地帯だと思ってたのにー。」
健「期待を裏切って悪かったな。でも…」
桜「なに?どした?」
健「それにしても、強すぎだろあいつ。」
桜「確かにね。敵もここにきてだんだん強くなってる感じ。」
健「まあ試験の敵と、町中であった拳銃野郎とか大砲野郎とかとは、本気の度合いが違うさ。」
桜「まあ、それは言えてるかもね。」
─その時、突然スピーカーが鳴った。
スピーカー「只今をもちまして、パワーウエポン科受講資格試験を終了致します!!!皆さん、まだ使ってない人の『脱出』ボタンを使い、第一舞奏市へ戻ってきてください!!!」




