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選挙課 各務 善郎  作者: 村越 京三


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9/14

番外編…お腹が減りました

さてさて時刻はもうすぐ17時30分に

なろうとしています

一行は各務の運転で

ある飲食店に到着し

駐車場に車を止めて

ギアを操作してエンジンを切り

シートベルトを外して、

それぞれドアを開けて降りて

パタンとドアを閉める

キーを操作して鍵を閉める各務


杉咲【ここですか?】


友成【なかなか渋いお店というか】


大崎【口コミとかもないですね】


佐野【各務さん、なぜ】


各務【夜遅くはやらないからね

   20時までには閉めるから】と

   暖簾をくぐってカラカラと

   店のドアをスライドさせて

   入っていく


明世【いらっしゃ~い

   どうぞお好きな所へ】と

   調理準備しながら視線を

   一行に向けている


文緒【いらっしゃい】と調理しながら

   視線を一行に向けている


各務【今日は職場のメンバーも

   一緒なんでね】


友成【こんばんは~】


杉咲【こんばんは~】


明世【あらっこんばんは

   いらっしゃいこちらにどうぞ】 

   とテーブル席を案内している


大崎【それではお邪魔します】


佐野【私も】と言ってそれぞれ

   ゆっくり腰を下ろして

   座っていく


明世【はい、おしぼりね~】と

   みんなそれぞれ渡していく


各務【ありがとうございます】

大崎【ありがとうございます】

佐野【ありがとうございます】

友成【ありがとうございます】

杉咲【ありがとうございます】と

   受け取って手を拭いたり

   目に充てている

   

明世【ところで今日は何にします?

   一人はいつものね】と

   話をしながらポットから

   湯呑みに温かいお茶を注いで    

   テーブルに運んで

   それぞれに置いていく


各務【選択肢なしかい

   たまには他のをさ~】と

   お品書きを見ているが


明世【どうせ最後は同じでしょう

   いつもそれになるんだから】


各務【じゃあいつもので】


明世【皆さんは?】


佐野【各務さんはいつも何を…】  


明世【親子丼のそばのセット

   具材はおまかせよ】と     

   満面のほほ笑みで語る


友成【そうしたら僕は】と

   お品書きを見て


友成【カツ丼と月見うどんの

   セットを下さい】


明世【はい、ありがとうございます】


友成【すいません、大盛りとかには】


明世【出来ますよ】


友成【両方大盛りでお願いします】


各務【食べられるのか…】


友成【さすがにお腹の虫が…】と

   お腹を指すっている


大崎【確かに相当唸っているね

   すいません

   私は親子丼の月見そばの

   セットでお願いします】


各務【月見うどんがあるとは】


文雄【奥さんが時々食べてるぞ~】と

   調理しながら話している


杉咲【ちなみにお蕎麦屋さん

   なのですか?】


明世【蕎麦屋ではないんだけど

   セットの方が安いからって

   常連さんは頼むのよ】


佐野【そうしたらすいません

   私はカレーと山菜そばの

   セットをお願いします】


杉咲【私はカレーと月見うどんの

   セットでお願いします】


明世【はい、ありがとうございます

   お父さん注文です】


文雄【はいよ~】


明世【親子丼とカレーが2つに

   カツ丼大盛りが1つ

   それから山菜そばが1つ

   月見そばとうどんが

   それぞれ2つずつで

   月見うどん1つ大盛りで】


文雄【はいよ~ちょいとお待ちを~】

   そう言って調理にとりかかる


友成【しかし、各務さん

   良く知ってますね~

   かなりの穴場ですよ】


大崎【確かにテレビとかの取材や

   撮影にも使えそうですね】


明世【ウチはそういうのは

   お断りしているのよ

   前に取材したいからって

   連絡あったんだけど

   ドタキャンされてね

   謝罪もなしで】


各務【それ以降は一切お断りと

   いう訳でね】


文雄【それよりよ珍しいな~

   あんさんが仕事中に

   寄るなんて】


各務【こっちにヤボ用があって

   来たんだけど、

   昼を食いそこねてね】


明世【そういう事なのね】


佐野【ところで各務さんて

   そんなに頻繁に

   来てるのですか?】


各務【ウチの奥さんが応援している

   バレーボールチームの本拠地が 

   ひたちなか市にあってな

   試合やイベントの時には

   行けたら行くんだよ

   そして帰りにここに立ち寄るの 

   が今ではルーティンになって

   気軽に寄れるし閉店は早いし】


大崎【何時までなんですか?】


明世【基本は20時までですね

   普段は11時からなので】


文雄【みんなの分上がったよ~】     

   と出来上がった料理を

   盛り付けている


アコ【はい!よっこらしょ】と

   おぼんを持ち上げて運ぶ


アコ【はい、おまちどおさま!

   まずはご飯ものからね~】と

   それぞれのテーブルに

   置いていく


各務【来た~来ました~

   今日も来た~】


大崎【なかなか渋い曲を】


明世【はい、続いてそばとうどんに

   なります】とそれぞれの

   テーブルに置いていく


各務【そういえばお父さんも

   月見そばかい】


文雄【手っ取り早いからな】と

   ドヤ顔している


それから各々割り箸を割ったり

スプーンを持って手を合わせて


各務【いただきます】

大崎【いただきます】

佐野【いただきます】

友成【いただきます】

杉咲【いただきます】と言ってから

各々一口ずつ食べ始めている


各務【うまいっす、五臓六腑に

   染み渡ります】


佐野【そば屋さんのカレーって

   本当においしいのよね~】


杉咲【出汁が効いてますよね】


友成【言いますね~杉咲さん】


明世【どんぶり物の味にもね】


大崎【本当です、これは美味い】


各務【見えない所に美味い物あり

   今日もありつけました】


それから店内は常連さんを筆頭に

様々なお客さんが来場し

各々てんやわんやしながら

一行もたわいのない話をしてから

食べ終えてそれぞれ会計をしている


各務【ごちそうさまでした

   また、再来週来ますので】

   そう言って店のドアを

   ガラガラと開けて暖簾を

   くぐって後にする


明世【ありがとうございました~

   またどうぞ~】


文雄【ありがとうございました~】


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


物語の繋がりで

こちらもお読みいただければ幸いです

迷宮~新聞記者 津雲京介

宜しくお願いします


https://ncode.syosetu.com/n8671im/

今回の登場人物(飲食店関係者)ーーー


大松(おおまつ) 明世(あきよ)…52歳

大松食堂女将


大松(おおまつ) 文雄(ふみお)…52歳

大松食堂大将

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