番外編…一段落からの昼休み(その5)
さてさて、時計の針はお昼を過ぎて
一行は2階にある食堂へと向かって
足を運んでいる
○○【いらっしゃ~い
今日はどうする?】
各務【老骨にムチを打って仕事だよ】
○○【何を言うかと思えば
私より若いのが
そんなんでどうするのよ?】
各務【今日は日替わりランチのBで】
○○【うどん?そば?どっち?】
各務【うどんでお願いします】
杉咲【私は日替わりAランチの
そばでお願いします】
友成【僕は日替わりCランチの
硬め大盛りで】
佐野【私は日替わりBランチの
そばでお願いします】
大崎【私は日替わりランチCの
柔らかでお願いします】
○○【はいはい】
ちなみに今日の日替わりランチは
Aは卵とじに野菜の天ぷら
Bは餡かけに親子丼に漬物
Cは皿うどんと唐揚げ
どうやら今日は麺類の日のようです
そこでは食事をしながら
情報交換も兼ねていたりするのです
各務がのんびりと食事をしていると
松尾【あらっお久しぶりね】と
日替わりAランチを乗せた
トレーをテーブル席に下ろして
各務の前の椅子をずらして
腰を下ろして座っている
各務【これはまた珍しい人が
お疲れさまです】
松尾【随分とお堅い挨拶なのね】
と皮肉を言いながら
食べ始める
各務【そりゃあそうでしょう
広島県の総務部長さんが
挨拶なんだから】と
口をもぐもぐさせてから
話していると
松尾【この3月で任期満了でね
それでこちらに戻る事に
なったのよ】
各務【それはまた、上が変われば
何とやらですからね】
松尾【まあ、どこもそういう世界ね】
各務【生憎ですが、
出世には興味がないものでね】
松尾【あなたも相変わらずね】
各務【この仕事が天職みたいな
ものだからな】
松尾【確かに色々背負っているわね】
各務【ところでどこに異動に?】
松尾【それはまだなのよ
とりあえず挨拶だけね】
各務【また、どこかの都道府県の
市町村に行く事になるかと】
松尾【そうね~都会は疲れるわ
広島も立派な都会よ】
各務【確かに広島県庁ならば
都会だろうけど
田舎もあるだろうさ】
松尾【あなたの故郷の千葉もね】
各務【確かにな、そういえば
家族は広島に残したままかい】
松尾【子供達ももう大学生で寮に
入ったから】
各務【ある程度は動けるわけかい】
松尾【元々広島に希望を出してたから
その点はありがたかったわ】
各務【そういえばそうだったな】
松尾【ロボット関係の高校でね】
各務【そういうのも合致したわけか】
松尾【そういえば各務さんの
お子さんは?】
各務【もう社会人でこの前
結婚して子供もいるよ
おかげでこの年で
まさかまさかのおじいちゃんに
なるとは思わなかったけどな】
と苦笑いしている
松尾【確か男女の双子だったわよね】
各務【ああ、息子の方が大学卒業して
少ししてからな、
変な所は親に似たよ】と
昼を食べ終えて湯飲みのお茶を
一口飲んでいると
○○【ちょっとあんたたち、
いつまで話してるの
もう時間だよ】と
時計を指さしている
各務【さすがにまずい】
松尾【私はもう少しゆっくりするわ
すいませんコーヒーを
お願いします】
各務【相変わらず我が道を】
○○【あらっ!松尾さんしゃないの
お久しぶりじゃない
元気にしてたの?】
松尾【広島で元気にしてましたよ】
○○【広島ね~後で話し聞かせてね】
そういって各務は椅子から立ち上がり
二人分のトレーを持って
片付けの場所に
【ごちそうさまでした】と声をかける
そういって各務は小走りで
食堂をあとにしたのでした
今回からの登場人物ーーーーーーーー
松尾 玲子…47歳
広島県総務部長
各務や安東とは同期入庁で
様々な部署を経験してから
3年前から出向している
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物語の繋がりで
こちらもお読みいただければ幸いです
迷宮~新聞記者 津雲京介
宜しくお願いします
https://ncode.syosetu.com/n8671im/




