番外編…一段落からの昼休み(その5)
さてさて、時計の針はお昼を過ぎて
一行は各々腰を上げて
椅子から立ち上がり、
腕と背筋を伸ばしてから
2階にある食堂へと向かって
足を運んでいる
○○【いらっしゃ~い
まだ、疲れは取れてないわね
今日はどうする?】
各務【歳を重ねるとそうなるわい
今日は日替わりのCで】
杉咲【同じ日替わりBランチ
お願いしま~す】
友成【僕はAランチの大盛りで】
佐野【私は日替わりBランチで】
大崎【私もBでお願いします】
○○【はいはい】
ちなみに今日の日替わりランチ
Aはブリの照り焼きとメンチカツ
Bはサバの塩焼きにカキフライ
Cはおでんと野菜コロッケ
それにひじきの炒め煮と
ほうれん草のゴマ和えと
ご飯と味噌汁がついています
どうやら今日は魚ものの日のようです
そこでは食事をしながら
情報交換も兼ねていたりするのです
各務がのんびりと食事をしていると
安東【おぅ、お疲れさん】と
日替わりCランチを乗せた
トレーをテーブル席に下ろして
各務の前の椅子をずらして
腰を下ろして座っている
各務【お疲れさん、相変わらず
目のクマは凄い事に】
安東【それはお互い様だろう】
と食べ始める
各務【こればかりは宿命だろうさ】
安東【お前さんなら分かるだろうさ】
各務【この仕事の醍醐味みたいな
もんだわな】
安東【しかし、あそこまで
大勝するとはな】
各務【それだけ期待をしたんだろう
その分野党に失望という事
メディアや新聞の信頼も
失ってきたという事だよ
あの狸親父もヤキが回ったと
ぼやいていたよ】
安東【どのくらいだと予測して
いたんだと】
各務【与党で過半数はとるだろうが
単独は厳しいと予測していた】
安東【それは俺も思ったわ
単独はギリギリ厳しいとな】
各務【正直言えば同じだ
良くても228と考えていた
狸親父がぼやいていたよ
一番の失敗は新党結成の
反動があまりにも多すぎて
それを読み切りなかった事
元通りのままであれば
立民は80議席は取れたと
考えているとな】
安東【あの人の地元が
もし、そのままだとしたら】
各務【選挙区は与野党拮抗で
後は比例次第だとよ】
安東【あの人の選挙区ならば
そう読むだろうさ】
各務【新党結成で失うものが
あまりにも多過ぎたわな】
安東【今後野党はどうなるかい
俺は元に戻したほうが
良いと思うけどな】
各務【正直、言えばそれは
公明側が許さない感じがする
公明が乗っ取る形と見られる
これでは次の選挙の時には
間違いなくそれがつきまとう
何人かの現職は引退するとは
思うが間違いなく議席数は
減らすだろうさ
大まかな試算だけどな
18議席から24議席の辺りかな】
安東【宗教の勧誘のやり方も
問題だからな】
各務【それは立民や他の政党にも
言えるだろうさ】
安東【確かにな】
各務【それにさっき部長がきて】
安東【ウチにも来たよ】
各務【お前さんも例の所に】
安東【埼玉にな】
各務【お疲れ様でございます】と
苦笑いしている
安東【そちらは大阪かい】
各務【東京もあるらしい】
安東【東京は俺もという事は】
各務【お互いに立てという事かい
苦労が絶えないわな】と
昼を食べ終えて湯飲みのお茶を
一口飲んでいると
○○【ちょっとあんたたち、
いつまで話してるの
もう時間だよ】と
時計を指さしている
各務【さすがにまずい】
安東【それじゃまたな】
各務【はいよ】
そういって二人は椅子から立ち上がり
トレーを持って片付けの場所に
【ごちそうさまでした】と声をかける
そういって二人は小走りで
食堂をあとにしたのでした
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物語の繋がりで
こちらもお読みいただければ幸いです
迷宮~新聞記者 津雲京介
宜しくお願いします
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