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選挙課 各務 善郎  作者: 村越 京三


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34/89

試案作りの日々と?…(その3)

さてさて年も明けて数日が経過して

国会は開会へと携わる人間が

バタバタしているが続いているが、

こちらは緊急事態が発生しない限り

出番がないので

通常の日々に戻りつつあるが

ややこしい問題が降りかかるのを

予感させるのか天気が大荒れの様相を

見せている


杉咲【今にも雨降ってきそうですね】 

   と窓から外の様子を見ている


友成【洗濯物コインランドリーかな】


大崎【各務さん、参議院の件ですが】


各務【また、ややこしい話しを

   今考えながら試案してますよ】 

   パソコンをカタカタさせながら

   入力作業している


大崎【色々ご苦労様でございます

   助かります】


各務【課長、前橋市の案件は】


大崎【それは他の班の皆さんに

   お願いしました】


佐野【珍しいですね~いつもなら

   皮肉ばかりの人達が】


大崎【試案の件で相当お叱りが

   あったそうですよ】


各務【それで納会が中止になった

   という訳ない、

   どうりで部長からの

   呼び出しで皮肉一つも

   言われないわけだ】と

   ハズキルーペを外して

   目をしばしばさせてから

   目薬を差している


各務【これが正しいとは思わないけど

   こんな所だろうな】と

   クリックしてコピー機から

   紙が出てくるのを待ちながら

   コーヒーの1口飲んで

   一息ついて席を立つ


そしてコピー機から印刷した

紙を取り出して


各務【こんなものだろうな

   課長お願いします】と椅子から

   立ち上がり手渡していく


大崎が確認している

果たしてその内容とは…


大崎【なるほどインパクトには

   欠けるかも知れませんが

   ギリギリの線という所ですね】


各務【衆議院の定数の

   約半分ですからね

   参議院にも身を切る改革です

   間違いなく反発する政党が

   ありますけどね社民党とか】


佐野【橘さんの所とか未来とかも

   同じだと思いますよ】


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

参議院議員における定数削減について


①定数を現行の248から段階的に

 一定数への削減をする


②選挙区を廃止し比例代表のみとする


③比例代表は全国区ではなく

 都道府県別に割り振るとする


④定数の割り振りは極力

 人口比率を基準とする


理由…現行の制度の定数は

   地方は現状維持として

   都会と言われる人口の多い

   地域を減少させるものとする

   それでもかつての定数に

   極力近づけているものである


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


各務【ざっくりいうとこんなですね

   まだ詰めておきたい内容も

   ありますけど】


大崎【衆議院と同じ方式をですね】

  

各務【その方が分かりやすいかと

   特に衆議院の比例代表制度に

   対する批判がそれなりに   

   寄せられていましたから】


大崎【あえて逆手にとったという事で

   分かりました。

   これでひとまずは説明しよう

   皆さん支度してください】と

   声をかけると皆が支度を始める


そして、数時間後内閣府に到着する


杉咲【最近頻繁に来ますね

   少し慣れてきましたよ】


友成【逆にウチの省庁で頻繁に

   来ている人って、どれくらい

   いるのかな】と少し興奮した

   様子を見せている


佐野【あんまり来たくはないけどね

   上も時々顔を出しているから】 

   と1つため息をついている


大崎【しかし、一番の砦ですね

   私もこんなに頻繁に来る事

   これまでありませんでした】


各務【それだけ気にしている事

   なんでしょうね、

   批判よりも提案をとな

   マスメディアや記者や配信者

   よりも先手を打てよとね、

   さてと、今回は一斉に

   集まっているだろうからな】と

   足を運んでいく


それに続いていく一行

果たしてその行方とは?

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


物語の繋がりで

こちらもお読みいただければ幸いです

迷宮~新聞記者 津雲京介

宜しくお願いします


https://ncode.syosetu.com/n8671im/

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