燕国の出発点
はいおはようございます、第二話を投稿いたしました。間違っている点や文章がおかしい場合はコメントで伝えてくれたら助かりますので、どうかそっちの方をよろしくお願いします
前回のあらすじ
秦国を発展させた商鞅だが、改革によって恨みを買った貴族に王に讒言を流され、謀反の疑いをかけられた。逃げていた商鞅だったがなんと、趙の遣いに助けられる。そして函谷関を抜け、安心した商鞅しかし、趙国は別に必要とされていなかっあ事が明らかになる。さて商鞅はどうなるのか。
燕国の首都、薊にて
よく生きて来られました。商鞅様
何とか生きれたが、ここはどこだそして貴方は誰だ?
はい此処は燕国の王都、薊でございます。そしてこの私は大王様の側近でございます。早速ですが大王様が会って話したいと仰っておりますので、玉座へきて来てください。
わかった私の命の恩人でもあるお方だすぐに行く道案内よろしく頼む。
はい、お任せください。
ところで、趙国の奴らが助けてくれたが、燕の差し金か?
はいその通りでございます。我が大王様文公が商鞅を呼んでこいと命を出しましたが、燕は小国でしたので秦には相手をされず難しかったのです。ゆえ趙国に頼ったのです。
趙からは、何を対価に要求された?
金品、趙国が中山国を攻める時は、兵をだせという要求でしたね。
今は趙はまだあまり強くないからか。趙は本気で国力を拡大したらまともに秦に抗えると思っているが。だがそれでも韓を屈服させるくらいにはあると感じるが。
商鞅様後もう一つが重要な案件です
なんだ
それは、匈奴を攻める時は共に戦おうという話です。
なるほど趙は南下ではなく北上を選んだ、だから私を運ぶ、運び屋をやったのか。趙王は色々判断力があるな。
商鞅様もう目の前に玉座に繋がる扉となりますので私は別件でここで一旦お別れです。
え、速くないか?まだ歩いて数分だぞ?
秦の宮中は大きかったのですね。
まあ、まあ、感謝するぞ道案内。
ガァオラ(扉が開く音)
玉座にて
貴様が商鞅か、
はい、この私が商鞅です
ふむ、そなたの功績は聞いておる。今すぐにも宰相をやってほしいのだが、やはり、そなたも秦の為によく働いていたのは、変わりない。此処にいる者は外国人である、そなたの事をよく思わない者は沢山いる。秦にいた時は讒言によって追われる身となり命の危機が舞い降りただろう。少なくとも私が王の間は讒言など気にしなくて大丈夫だが、我が息子となると心配が残る。だから我が息子を信頼させるぐらい頑張ってくれ、私も先が短いが出来る事はする。あと出来る限り夜道には気をつけておくれよ。商鞅
はい、分かりました。(燕では暗殺は普通にあることなのか)
そしてこれを見ている文官たちよ一旦席を外してくれ。
何故ですか大王様、
そうですよ我々もちゃんと見届けなけなくては。
王の命に背くのか貴様らは、せきを外さなきゃ死罪にあたるぞ。
王がそう言うと文官達は何も言わずに席を外した。
(え、秦王の時よりも強引だな、まあ俺を強引に亡命させたからかそりゎそうか)
さあさて商鞅ここからが本題だぞ。まずそなたは何の法を用いて秦を栄えさせた。
はい、それはまず什伍の制から簡単に説明しましょう。
この法律は家を伍戸や什戸に区切って互いにに監視させる物です。もし密告しなかったら連帯責任になり一緒に罰せられるのです。
後他には分異制、墾草の令などありますが、前者が兄弟がいる家は必ず分家しなければならない法です。後者が公族でも軍功が無ければ贅沢してはいけない逆に頑張れば奴隷の身分から解放っていう訳です。そして他にも商業を抑え米を売っている商人に農業をやらせ荒地を耕す法はだしましたが。燕では秦みたいに領地があまり無いのでこの法はあまり効かないでしょう。この法は米を売る商人に手伝わされる農民を農業をさせるのが目的です。人口が少ない所に商業はあまり活発に動きません
まずは、人口を増加する法令をだした方が良いでしょう。
そちのいう事は分かった。人口増加させる法令、関係ありそうなのは最初らへんに言っていた分異制か。そうですねこれをすることによって戸数が増えますからその分、村が形成され発展していく仕組みです。
そうか、分かったそちに国のことは任す。そしてどうか我が国を栄えさせてくれ。そして憎き山戎を討ってくれ。
このもう後先短い人生ですが、命の恩人である大王様が言うならこの最後の大仕事として、この私、商鞅にお任せください。
あとそちの家はもう作ってあるぞ、この玉座を出た後すぐに私の側近がいる、そいつに住居を案内してもらえ。
分かりました大王様。(家を用意するのが速いな)
ガァオラ(扉が開く音)
商鞅様大王様との話は終わりましたか?
ああ、終わった。秦王は三回話たが、燕国は一回で私を採用してくださった。しかも秦王は寝たが大王様は寝ていなかったのも驚いたぞ。
そうですかそれは良かったです。それでは、商鞅様の住居を案内します。
そうだな、ではよろしく。
外にて
商鞅様ちょっといいですか。
なんだ、私に何か申したい事があるのか。
はい、この燕を見て何か成すことは見つかりましたか?
そうだな、まず人口を増やし、趙、斉そして中山に攻めに込まれたも迎え討つだけの兵力を持ちそしてこの兵力で山戎を討って領地を得る事だな、本当はもっとやりたい所だが、私の寿命的にそこら辺あたりで限界だ。その為には最低5年掛けて兵力を増強する。その間に人口を増やすその為に子を預ける所を作ろうと思うこれは老人や負傷兵に任す事にしようと考えている。農地は女や子に任せよう。燕を強国にする為にはまず領地が狭い、領地が広げる為には兵を強くしないといけない。兵を強くする為には兵を増やして訓練させなきゃならない。兵を増やす為には、人口を増やさなければならない。という訳だ。
つまり商鞅様、一つの家庭に何人子を産ます予定でしょうか?
最低子は四人だな、五年じゃあ三人では燕を強国にするなど叶わない。
そうですか。(まあ十五から家庭はできるからか)
十五で家庭はできるのが世の常だから五年間に四人子を産ましたいという訳ですか。
よくその意図に気がついたな。二十以上になった男を徴兵するつもりだ。その時に反乱を起こさぬ用になるべく善政を敷くつもりだ。そして、五年後には山戎を討つつもりだ。
商鞅様是非ともこの燕を強国にしてくださるのですね。
ああ、私は成し遂げるぞ。
所で商鞅様もう商鞅様の住居に着きましたよ。
え、速くないか。さっきから速くないか、秦では結構家まで歩いたのに。
秦と燕では、国の規模が違うのでやはり困惑しますよね、でもそのうち慣れますよ。
じゃあ入るな。
ガァアラ(扉が開く音)
家にて
............意外に質素だな。
はい短時間だとこれぐらいが限界ですね。
寝室と書斎と台所があるだけか。
住めば都ですよ、商鞅さま
だけどなあ、やはり秦の時は色々豪華だったから、燕もちょっと期待してしまったよ。
まあ商鞅様、それでも生きてるだけマシですよ。
それも、そうなんだがなあーー。
では、商鞅様、私は去りますので、ご自由に家を満喫してください。
ガァアラ、(バタン扉が開く音&扉が閉まる音)
ひとまず座るか。はあ、今日は色々あったが、やっぱ生きてるのは最高だ。
色々なことがあった商鞅、つかれたが生きてる感じに感謝しそして燕王に残りの余生を捧げる事を決心した商鞅。これから先に彼に待つのは栄光か犬死か、それは次回以降にわかる事である。次回につづく。
今日は休日を犠牲にして書いたから、次書けるのは水曜かな学校の部活が忙しすぎて書く気が起こらなすぎて休みが水曜なので水曜日に次回書こうと思います