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27 大・中・小


 これからは任せてくださいとセシエラさん。


 現領主や貴族様のご子息たちの教育にこれからの人生を捧げるそうだ。


 あの街は、もう大丈夫だろう。


 まだしばらくは旅する冒険者の予定なので何かあったらいつでも呼んで欲しいと言うと、マクラちゃんに会いたくなったら、とセシエラさん笑顔。



 さらりと別れて、我らが試作型武装魔車にてロイさんの村へ。



 ヴァニシアさんはセシエリアさんに連れられて、武装魔車内の簡易浴室へ。


 いやふたりがゆったり入れる浴槽が簡易もへったくれも無いだろうと思っていたら、


 浴室の方から悲鳴のような声が。



「防音付与をケチったので簡易なんですっ」


 アリシエラさんの基準は私たちには計れない。




 夕方、無事にロイさんの村に到着。


 いましたよ、佐州さんの妻たちと他一名。


 お外で村人一同とバーベキューだそうです。



「肉なら任せろ」とヴァニシアさん。


 さすが山籠もり、マジックバッグから大量の獲物が。


 いつの間にか梨想さんが着替えています、ってメイド服?



「セシエリアさんからお借りした解体作業用の特別メイド服です」


 佐州さんに妻の艶姿を見せてあげたい。


 一部、血まみれですけど。



 そういえば、風呂上がりにヴァニシアさんが騎士姿に着替えたんだっけ。


 リリシアさんと並び立って、実に凛々しいふたりの女騎士。


 こういうのですよ、これこそが理想の女騎士像。


 そして思い返すに腹立たしいのは、あのえろクノイチのせいで人生初くっころを汚された苦い思い出。



「何考えてるんですか」


 ノルシェ、君も女騎士ならアレに混ざるが良い。



「私なんてまだまだですよ」


 いや、世の中にはバランスというものがあるのだよ。


 ほれ、大・中・小と。



「何か初めて会った頃と比べて、ずいぶんな感じですね」


 失敬な、私はマクラを守護するいつでもクールな槍使い。



「いいですよそんなの、もうとっくにバレてますから」


 ノルシェは女騎士組に混ざりに行った。



 やっぱりいいじゃない、大・中・小。



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