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17 アイネ


 アイネさんの人生は、私のものとは比べ物にならないくらいにとんでもないものでした。



 旅の冒険者に救われたアイネさん母娘は、その人の故郷の村で暮らすことになりました。


 事情が事情ですし田舎の村にはまだ魔族差別があったそうで、母娘は村の人たちとの関わりを出来るだけ避けてひっそりと暮らします。


 そんな時、アイネさんたちの恩人の訃報と保険金を持って訪ねて来た訪問者。


 彼は恩人の冒険者仲間と名乗り、故人の遺言を守って母娘の保護者になってくれました。


 街へと引っ越しさまざまな出来事の末、母親のリノアさんと保護者のロイさんはめでたく結ばれます。


 いつの間にか集った愉快な仲間たちとの楽しい生活、やがて成長したアイネさんは冒険者として独り立ちします。


 ソロ冒険者として頭角を表すアイネさん、いつしか冒険者ギルドのトップランカーとなりました。


 そんなアイネさんを周囲が放って置くはずも無く、各国の王家や大貴族からの結婚の話、有力パーティーなどからの強引なお誘い、ギルドからの無茶な依頼、果ては厄介なストーカーまで集まってくる始末。


 キレたアイネさんは冒険者ギルドからの脱退を発表、しつこく追ってくる連中を撒いて、


 今まさにお父さんとお母さんの暮らす村へと向かっていたところだったそうです。



 波瀾万丈にも程があるでしょう。


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