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加藤良介 エッセイ集

ランキングでの(参考にならない)一位の取り方。実践編

作者: 加藤 良介

 ちょっと混乱した状態で、書いておりますので、おかしな点が有るかもしれません。何卒、ご容赦のほどを。

 皆さま、こんにちは。加藤良介でございます。


 唐突ではございますが、ご報告を一つ。

 一年以上の時間をかけて執筆していた、拙著「異世界チート知識で領地経営しましょう」が、2021/6/8に、異世界転生/転移、文芸・SF・その他部門の日計ランキングにおいて、並みいるライバル、商業作品を抑え、見事一位に輝きました。

 また、全ジャンルを集計した総合ランキングでも148位にランクイン!!

 正に快挙でございます。

 読んでくださった全ての皆さま。誠にありがとうございます。<(_ _)>


 これまで、色々なエッセイで散々、評価ポイントやPVを増やす方策、小説の書き方について考察していた私ですが、遂にその成果が得られました。

 まさに私のこれまでの考察と、実践した理論が正しかったことの査証でありましょう。・・・・・・・とはいかないんですね。これが。(;´・ω・)//



 では、私の作品がなぜ一位に輝いたのか、その方法は?

 結論から言いましょう。



 「作品を登録していたジャンルを変更したから」



 はい。これだけです。

 ねっ!!(;´・ω・)//参考にならないでしょ。

 まったくなりません。私もそう思います。

 んなもんで、一位になるのか? お疑いの方もいらっしゃるとは存じますが、なっちまったもんは仕方ない。

 因みに変更したのは、一位に輝いた僅か四日前、6/4の事でございます。

 あまりの唐突な変化に、私自身も嬉しいとかよりも、正直に言いまして困惑しております。

 だって、作品の内容は変化ないんだもん。(/・ω・)/それまで、箸にも棒にもかからなかった作品が、それだけの事でどうして一位になるんだ?

 これを書いている最中も実感、無いですね。(◎_◎;)//



 では、順番に経緯からお話したいと思います。

 最初は、作品内の後書き欄で、読者の皆様に質問したところから始まりました。

 質問の内容は。


 「いつも、お読みいただき、ありがとうございます。

 当作品は、スマホユーザーの方が少ない傾向にあります。

 一応、私の方でもスマホでの表示状況は確認いたしておりますが、改善点などございましたら、お教えいただけると嬉しいです。<(_ _)>

 小説家になろうでは、スマホでのご利用の方が多いのが主流なのですが、本作は、他の作者様と比べても、スマホでの読者様が極端に少ない状況です。

 原因について心当たりの方が、いらっしゃれば、お教え頂ければ幸いです。

 <(_ _)>

 割と、マジで悩んでます。(/ω\)」


 この質問を投げかけた後に、いくつかのお返事を頂きました。

 そのお返事の中に、投稿先のジャンルが違うのではないかとのご指摘があったのです。

 それまで「異世界チート知識で領地経営しましょう」は「ハイファンタジー」部門に登録しておりましたが、この登録を「恋愛」部門に変更してはどうだろうという、お話となりまして、私も「なるほどなぁ」と思ったのでございます。

 そこで、後書き欄でもう一度、質問をいたしました。


 「現在、本作のジャンルはハイファンタジーですが、恋愛にジャンル変更も有りとのご意見を、複数、頂いております。そこで、皆様のご意見を頂戴できればと、考えております。

 感想欄にて、数字でお答えいただけると嬉しいです。


 1 変えた方がいい。

 2 変えない方がいい。

 3 どっちでもいい。好きにしろ。


 現在、ログイン制限なしで、感想欄を開放しております。

 忌憚のないご意見が頂ければ幸いです」



 そして、沢山のお返事を頂戴いたしました。

 私は当初。1とか2とか4みたいなお返事が大半だと思っておりましたが、お返事を下さった方々の全員が「1です。理由はこれこれ」「2です。恋愛とは言えないのではないから」という、理由込みのお返事でした。リテラシーが高い方々人ばかりでした。

 よく感想欄が荒れるとか言いますけど、あれは嘘ですな。(=゜ω゜)ノ

 その中にあったのですよ。

 「3。むしろ、文芸ヒューマンドラマの部門じゃないの」というご意見が。それも複数。

 このご意見は、全くの想定外でした。


 言われてみると、文芸はともかくヒューマンドラマの作品だなと感じました。

 ハイファンタジー部門は、皆さまご存じの通り「追放&ざまぁ」の全盛時代でございます。また、そうでなくても、剣と魔法の冒険活劇が主流の部門で、冒険しない(いゃ、冒険的挑戦はしてるけど)。アクション少ない(現時点で主人公が暴力を振るったシーンが僅かに2カットのみ。しかも、ほぼ一瞬)。本作は主流派からズレた存在でした。

 また、恋愛要素はあるものの、主人公の二人が(本作は男女のダブル主人公制を採用しております)恋愛をするわけではないので、「恋愛物?そう言われたら、そうかもしれないと言えなくもないかも知れない」程度の認識でした。

 しかし、だからと言ってすぐに、文芸・ヒューマンドラマと納得した訳ではありませんでした。


 私は文芸・ヒューマンドラマと言われると、反射的に思い至ったのは「渡る世間」や「ちびまる子ちゃん」とか、NHKの朝の連ドラみたいな話で、そういった作品を投稿する部門だろうと、勝手に思い込んでいたのです。

 そして、見に行ったわけですな。

 文芸・ヒューマンドラマの部門を。

 そしたら、んな作品。一本もねぇでヤンの。( ̄д ̄)//

 一本もなかったですよ。少なくともランキングには。

 (; ・`д・´)//「文芸・ヒューマンドラマと言えば、橋田壽賀子ワールドだろう。さくらももこ先生への敬意は何処へ行った」

 何と言えばいいのか、ファンタジーな内容ばかりでございました。

 これはこれで、「大丈夫か? 小説家になろう」とは思ったのですが、これを見て「ああ、文芸・ヒューマンドラマの部門もありなんだ」と思ったのでございます。


 更に言うと、変えない方がいいと仰る方々の理由が「恋愛ものとは言えない」とのことでしたので、それらをざっくりとヒューマンドラマで括ってみるのもありだと思い至りました。

 しかし、ですよ。(; ・`д・´)//

 この段階では、文芸・ヒューマンドラマの部門で一位になってやるなんて、一瞬たりとも思いませんでした。

 作品の内容が理由ではないですよ。

 以前「加藤論」でも述べましたが、私は私の作品をめっちゃ面白いと思っている、自意識が天元突破した痛い奴ですから。そこは、悩みません。( ̄▽ ̄)//


 そもそもの理由が、スマホユーザーのPVが低いという所が出発点です。そこを上げたかったのです。

 ジャンル変更をアリだと思ったのは、新たな読者様を獲得できるのではないかと考えたからです。

 しかし、それは同時に、PVの低下も覚悟しなくてはなりませんでした。矛盾しておりますが。

 なぜなら恋愛部門と人気を二分しているファンタジー部門から離脱し、人気の低い文芸・ヒューマンドラマ部門に引っ越しするからです。

 普通に考えると、読者の絶対数が減るはずです。

 あまり、いい手とは言えないと思います。

 それに本作は第一章が終わった後に、10話ほど書き溜めて毎日投稿に挑戦。異世界転生ハイファンタジー部門で160位前後の順位を獲得出来ていました。

 いい順位とは言えませんが、それなりの成果が出ていたのであります。

 それらの成果を投げ捨てて、引っ越しするわけです。

 そりゃ、悩むわ。(;゜Д゜)//


 しかし、引っ越しには利点もありました。

 これまでも本作は、一日当たり多い日ですと、50ポイントほどの評価を頂くことがありました。

 この50という数字は、文芸・ヒューマンドラマ部門の日計ランキングに乗るには十分な数字だったのです。

 不人気部門故のハードルの低さでありましょう。

 読者の絶対数は少ないが、目に留まる率は確実に上がる。

 そう結論づけました。

 ただ、これも一時の効果で、最終的には右肩下がりだろうなとも思ってましたけどね。

 ですが、今まで文芸・ヒューマンドラマ部門で読書をしていた人たちの目には確実に止まる。そう考えたのでございます。


 そして、連続投稿が終了し、次のお話を投稿する段に至り、ジャンル変更に踏み切ったのでございます。

 その時は、ヒューマンドラマ・ランキングの50位前後で、まったりやっていくつもりだったのです。

 異変に気が付いたのは、翌日でした。

 (。´・ω・)?「なんか、評価ポイントが多いな。どれ、ランキングでも見て見るか。アレ、載ってない。なんだ? 反映されるまでにラグでもあるんかいな」


 えー。お恥ずかしながら、それまで本作がランキングに乗ったことが無かったので、異世界転生モノは別の集計をされている事を知りませんでした。

 普通に文芸・ヒューマンドラマの部門を見て、乗ってないなぁ~(;´・ω・)と思っとりました。

 (〃ノωノ)恥ずかしい~。

 そして、暫くして気が付いたのですよ、「あっ、異世界転生モノは別の集計か。どれどれ。んっΣ(・ω・ノ)ノ!5位。凄いじゃん」

 そして、5位に位置付けた辺りからPVが急上昇したのです。

 詳しくは、「異世界チート知識で領地経営しましょう」のデータ解析を見て頂ければわかりますが、10倍以上の伸びを記録したのです。

 そして、あれよあれよと言う間に一位になってしまいました。


 皆さま、これだけの事で一位になってしまうのですよ。

 もう。何が何だか分かんないよ。(;゜Д゜)//

 強いて言えば、読者の方々にアドバイスを伺い、それを信じて実行したことぐらいでしょうか。

 つまり完全に他力本願という事でございます。


 自慢じゃありませんが、(いや、自慢ですね)「異世界チート知識で領地経営しましょう」は、他の商業作品と比較しても、確実に勝っている箇所が一カ所だけあったのです。

 それが感想欄の書き込みの質でした。

 言っちゃ悪いですけど、大人気商業作品の感想欄って「これ、感想なの? 」って書き込みで溢れてますよね。だから作者の方々は感想欄を閉鎖するんでしょうね。

 (=゜ω゜)ノ。あれは、しゃあない。

 無いから。ウチの作品にそんな感想。ないから。

 めっちゃ、リテラシー高いから。\(≧▽≦)/

 感想欄をお読みいただけば理解できますが、知識も人間性も良質な人で溢れておりますよ。

 だからこそ、私は読者の皆さまに相談し、その言葉を信じ、ジャンル変更という大きな決断をすることが出来ました。

 即ち、読者さまのお陰で、一位になりました。

 私の実力とは言い難いのであります。(/・ω・)/

 評価ポイントもそうですが、何よりも真剣なご助言頂いたからです。

 誠にありがとうございます。

 この場を借りまして、御礼申し上げ奉り候。<(_ _)>


 やっぱり、一位を取る方法としては参考にならないですね。

 私の手法を、あえて簡単に言っちゃうと、頑張って作品を書いて「優良な読者さま」を増やしましょう。その人たちに相談して、思いついた施策を片っ端から実行しましょう。ですからね。

 

 これ、普通にポイント稼ぐより難しいだろ。(。-`ω-)//

 私が辿った道なのに、現実感が全くない!!どうなってんだ。



                おしまい。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 ランキング一位は、望外の喜びであります。


 そして、面白い事に、ランキング一位を取ったにもかかわらず、2021/6/8現在、スマホユーザーの数はPCユーザーに負けております。( ̄▽ ̄)//

 ここまで来たら、何か構造的欠陥を疑ってしまうレベルですね。

 タイトルの当たり判定が低いからかな。(;´・ω・)?

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[良い点] 一位おめでとうございます! そして感想欄の件! 素晴らしいです! 素晴らしい読者の方々に愛されているんですね! [一言] 私も一度ジャンル変更しました! そしたら! 確かに一位を取れてPV…
[良い点] リテラシーが高い人が、ユニークユーザーになってくれる、質の高い小説だからです。 [気になる点] これ、週間ユニークユーザー数増えたらもっと凄いことになりそう… [一言] 百花宮越えちゃった…
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