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人狼夫婦と妖精 ツインズの旅  作者: 冬忍 金銀花
第四章 国盗り物語
168/257

第168部 スレートの****


「タンス預金、頂きまーす~!!」

「サワ、俺達って、この村でなにしていたんだ!」

「さぁ知らないわ。運び屋さんに仕立てるつもりだったのでしょう?」

「サワ、そんなんでいいのか?」

「はい、お酢でお鍋を食べる勉強がたくさん出来ました。これは公爵さまからの命令だと思われます。」

「次期、公爵な。……俺は家臣になるぞ~!」

「厨房家臣ね!」

「……。」




「な、ほら?」

「そうだなシビル。いいように誤魔化し魔法が効いている。」

「俺にも駄賃。」

「ビールが駄賃。」


「それよりもシビル。ゴンドラを盗られないようにしろよ。」

「え”! それ、どういう意味よ。」

「忠告も駄賃な!」




 1249年1月18日 エストニア・ハープサル



*)エストニアへ


 オレグはワルスの家族を定期便で帰した。そうするとオレグの移動手段が戦艦になってしまう。


「兄ちゃん、ようやく俺の出番かな。」

「あぁそうだとも。俺のジイさんが乗せろ載せろとうるさいんだからさ。」

「で、ギルドの人員の他に何を載せるのだい。」

「どうもここの岩らしいのだが意味不明なのだ。鉄鉱石でもあるまいしな。」


 このエストニアでは頁岩けつがんが産出している。その頁岩は五種類に分類されて、ギルド長は五種類の中の粘板岩の特徴に目をつけたのだ。この発見により建築水準が飛躍していく。シュモクの妖怪さまさまだ。別名がスレート。近世のヨーロッパで見られるようになった薄い石の瓦だ!


「息子よ、すまないな。こんなに石を運ばせてな。」

「その息子呼ばわりはよしてくれ。俺には親が居ないんだ。どうも馬の尻から生まれたらしいんだ。」

「そんなのクソ食らえだ! いや、くそくらいだ!」

「で、これ、どうすんの。」

「タリンの石工房に持って行って研究してもらうのさ。俺が見つけた今世紀最大の発見だな!」

「なにが最大だ、ばかばかしい。……岩が最大なだけだろう。」

「なぁ息子。」

「息子ちゃう。」

「でだ、レバルに戻ったらすぐにこの地にとんぼ返りして貰いたいのよ。どうだ、駄賃はたんまりと払うからさ、な!」

「あぁ喜んで運ばせて頂くよ。俺は不在でいいのだろう?」

「息子はうざいから居なくていいよ。ただプリムラ村に俺の建築工房を建てさせてもらえないかな。」

「いいぜ、自由に建ててくれ。ただし、村の長老には報告してそれなりの献金をしてくれよ。これは俺と村との約束だからな。序に村の男を三~五人を雇って貰えれば最高に嬉しいよ。俺は他国から連れて来るばかりだから風当たりが強くていけねぇ。」

「そりゃぁお前が悪い。だがコーパルの工房には何人かは居るのだろう?」

「まだまだ少ないんだ。子をたくさん生ませたいのが長老たちの意見だが、その子供をこさえても生活の糧が稼げないから若いが嫌がっているんだ。」

「だったら任せろ、石工は一人にして残りの十人は現地採用してやる。」

「わぁお、オヤジありがとうな!」

「おう息子よ、ついにオヤジと呼んでくれたか。」

「間違いだ、……妖怪ジジイ。」



 明日が出航と決まった。村の若い男をたくさん臨時雇いして妖怪指定の岩をたくさん載せたのだった。


「お兄さま、私がゲートでお運びしましたのに。お金の無駄使いですわ。」

「いいんだ、いいんだ。村に寄生してばかりじゃ、そのうちに追い出されてしまうからね。これが一番いいんだよ。それに金を出すのは妖怪ジジイなのだから。」

「はい、それがよろしいのでしたら、もう何も申しません。」

「それに見てみろ、ジイイは岩の実地見聞で目が生き生きと輝いているだろう?」


「オレグお兄さま、もう莫大な損をされていますわ、きっとそう思います。ドジで間抜けなお兄さまですもの。」

「ケッ、うるさい!」

「岩に文句言ってくださいな。ケツ岩に!」

「ケッ、うるさい! もう、ケツには入れさせないからな。」

「まぁお兄さま、ケツの穴が小さいのですのね。」

「やかましい!!」


 オレグはこの失敗で意地になり、世界第一の産出国のスペインから輸入するようになった。これはまだまだ先のお話か。


 ここハープサルは宝の山だった。オレグはいい所を見つけたものだ。ま~海のヘドロは五百年先からのお話。



*)出航


「オレグ、シビルにも出航の手伝いをさせてくれないか。少し出遅れたからさ、石で重いし海底に船底が擦りそうで怖いんだよ。」

「分かった、海のジューラスマーテとヴァンダ王女とゴンドラにも要請しよう。ドラゴンには空から引っ張ってもらうから。」

「クジラはよしてくれ。ここで助けてもらったら俺はこの先一生クジラを食えなくなってしまいそうだからな。」


 ボブ船長とオレグの二人が問答している所にリリーが来た。


「お兄さま、無事にお帰りくださいまし。私はこれで……?…、、、、、、」


 リリーの可愛い顔から一瞬で汗がふき出す、イヤな予感……が。


「あ、ああああああ!!!!!」x2

「なんですか、私は……?」

「リリーさま、お願いだ!」x2

「はいはい、どのようなご用件でしょうか。」

「すまないがこの岩の半分を境界に仕舞ってくれないか。そうしたら船が浮いて出航できる。」

「まぁお兄さま、欲張って積むからですよ。ここは大きな貸しですね。」

「お礼は俺の魔力でいいか!」

「そうね~寝込まれてはボブ船長が困るでしょうから。三日で回復する程度でお引き受けいたします。」

「ヤッホー!」x2


 無事になんの問題なく出航が出来た。リリーは暫くの間乗船してオレグの尻子玉を抜いて、ゲートでハープサルのプリムラ村に戻っていった。


 岩の半分を境界に仕舞ってくれないか、これの意味する処は無意味に終わっている。




 1249年2月20日 エストニア・ハープサル


*)頁岩工房


 出航して一か月が過ぎたハープサルでは、


 ギルド長は長いこと出張が出来ない。オレグのような上お得意様からたんまりと代金がもらえれば、いくらでも融通はできるが、自前の金で工房の材料を仕入れ、自前で傭船の輸送代金を払い、自前で工房を建てる。金に羽が生える。オレグみたいに金にカビが生えないからいいのかもしれないが。


 工房の建設は子分に任せて、シュモクザメは石工の専門家と共に岩山に登るのが日課となっていた。


「なぁスットン。頁岩を薄く割る方法が見つかったかい。」

「サメのお前こそどうなのよ。分からんのだろう?」

「そうなんだ、おもての所は薄く割れるのだが、いざ山の麓で大きく採掘した石はなかなか薄く割れないし、かと言って山の頂上の表面は薄くなるが、一枚当たりが小さくて瓦には向かないんだ。どうして最初に見つけた岩だけが、ああも綺麗に割れたのかが理解できん。」

「だって、この部分がそうなのだろうが、サメ肌で磨いてとか言わないよな。」

「スットンこそ、キョンな方法を考えろ!」


 この岩場はゾフィの火炎魔法の練習場であったのだ。ゾフィ特製の大砲に込める魔力の微調整の修練だった。ゾフィは屑鉄の山でも瞬く間に溶かしてしまう。そう魔力が兄弟、いや広大、いや強大になっているのだ。このゾフィの火炎により頁岩がもろくて割れやすくなっていた、というのが事実。


 ここの岩はゾフィの大砲で使える性質の岩が無かったのだ。むしゃくしゃしたゾフィが下したのが、魔法の修練だった。「オレグのアホ!」を原動力として!


「ギルマス。もう工房は完成しますぜ。それにもうタリンに戻りませんと、あいつらだけでは公爵さまの館を完成させるのは無理でしょう。」

「そうよのう、あのひねくれ公爵さまのことだ、俺も心配でならない。最初の瓦の実験に使う予定だったから、あと一か月で瓦を用意しなくてはならないしな~。」

「よし、ここは三日後の船で帰るか。」


「俺はどうするのよ。」

「スットンは居残りで勉強な。」

「……。」



 プリムラ村では木の器が不足していたから村娘はこの薄い石に目をつける。


「あたいは四十歳を過ぎたが、まだ村娘と呼んでもらえるのかい?」


 石工房が使えないやや硬い岩を捨てていたのだ。コーパルとコーレグ金貨の工房とは近い所に建っている石工房の作業内容は、村に下りる時に近くを通るから幾分薄く割る方法が見てとれる。叩けばいいのだから。


 プリムラ村の女たちは内職のつもりで、これらの捨てられた岩から薄い石の板を作りだしていた。小さくても利用価値はあるものだ。利用方法はお皿だけとは限らないのだから。


 そんな感じでシュヴァインもお皿を作る目的で、やや大きな石を夫に運ばせて薄く岩を割っては村の女たちに売っていた。


「シュヴァインさん、プ! 岩を割るのが上手いね。うちは亭主が山の上から投げて遊ぶのが好きだからね、あたいが作った皿はいつも投げ飛ばしているんだよ。」

「へ~いつかギャフンと言わせなくてはダメですよ。女の苦労は男には理解出来ないしさ。産みの苦しみは特にね。」

「おやおや、あんたはマリアさまだと聞いたが、産みの苦しみも分かるのかい?」

「えぇ、前の職業柄ですよ、まだ卵は産んだこともありません。」

「まぁまぁ、…?……??・・・卵!!」


「シュヴァインさん、プ! 岩を割るのが上手いね。うちは亭主と喧嘩する度にあたいが割ってしまうからさ、また少し売ってくれないかな。」

「はいはい、でもこの薄いのを作るのも魔力が必要なのよね。あんまり皿ばっかり作っていたら、鋳造の仕事が出来なくなってしまうからさ、犬も食わない喧嘩はほどほどにしとくれよ。」


 プリムラ村ではシュヴァインの一人が頁岩を薄く割ることが出来る、という事実がスットンの耳に入った。


「シュヴァインさん、プ! 岩を割るのが上手いそうだが、金を払うから実演してもらいたいのだ。できるかな。」

「金貨なら間に合っています。代金は銀貨でお願いね。それと夫には内緒で銀貨じゅう枚。」

「銀貨、十、じゅう枚ですか!」

「イヤならばいいのだよ。どうせこのプリムラ村では、あたいだけが出来るのだからね。じゅう枚、出すのかよ、はよ決めろ!……あ、ああん??」


 シュヴァインは昔の魔女の時の気の強さがだんだんと出てきたのだった。


「ヒ~!…はい、じゅう枚出します。」

「まいど! では実演だね。家に持ち帰った石なら早く割ることが出来るからさ、家まで来とくれ。」


「私を食べても美味しくありませんから絶対に私を食べないで。」

「んなもの食えないだろうが、大人しく付いてきな!」

「は、はい。」


 着いたのは金貨工房だった。ここは広いし防火の対応を施されている。


「んでだ、この石にはあたいの魔力をこうやって手で火を熾してにじくるのよ。そうすると石の回りが燃えるから、しばらくしてさ冷たい水を、」

「ジュ!」「ぎゃ!」「どうだ、驚いたか!」「はい、じゅう分に。」

「驚かせてすまなかったな。はいこれ、割れたやつ。じゅう枚。」

「??…で、前に割った物は出さないで下さいよ。今すぐに割って下さいな。」

「だから今ああして割っただろうが。湯気が出ているだろうが、あ、ああん?」

「いいえ、私驚いて目を瞑りました。さぁ早く。ワクワクどきどき。」

「しょうがない、もう一度だけだぞ。その辺にすっこんでいろ!」

「は、はい、……お願いします。」

「あ、少し要求があるので呑んでくれよ。」

「はいなんでしょう。」

「わての名前を呼んだあとに、プ! は付けないでくれないか。」

「はいシュヴァインさん、プ!」・・・・・・「あ、しまった。」


「いいか見ておけ!」 

「この石にはあたいの魔力を、こうやって手で火を熾してにじくるのよ。そうすると石の回りが燃えるから、しばらくしてさ冷たい水を、」

「ジュ、パリパリ。」

「な?」

「あ、ああああああ・・・・・。分かりました、シュヴァインさん、プ! あなたを採用させて頂きます。月に金貨一枚で。」

「間に合っている。あたいの仕事は月に金貨二千枚だ。」

「わ、私、そんなにお給金は出せません。」

「なら、お断りだ!」


 仕事に慣れたシュヴァインは月に金貨二千枚の鋳造をこなしている。だから金貨二千枚と言ったのだが、お給料のことではない……。


 スットンは急ぎの船を下の村から出してもらってギルド長へ報告しに行った。


「ギルマス、石を薄く割る方法が判りました。あのプリムラ村のシュヴァイン、プさんだけが出来るのです。それには魔力で火を熾して水掛けて割るのですよ。至急魔女を見つけて下さい。」


「お前、もうお国に戻ってこい。クビでいい。洋ナシだ!」

「そ、そんな~!」

「だったら頭を使え、魔女の代用はなんだ!」

「たき火……そう、たき火ですよ。ギルマスは頭悪いです。」

「それはお前のことだ。明日に船を出す。今日は大人しく寝ていろ。」

「はい、そうさせて頂きます。」


「さて、キョンなことが本当か、たき火で実験するか。建築廃材が山のようにあるから、岩の横と前に薪を置いて、魔力……たき火の火!」


 するとどうでしょう、薪は煙を上げたではありませんか。


「着火が出来ましたぜギルマス。俺、肉焼いてもいいすか。」

「俺の分も頼む。水汲んでくるからビールも用意しておけ。」


「はい喜んで~。」


 着火は子分が普通に行っていた。


 ギルマスは肉が焼けた時点で勢いよく水をかけた。するとそこには、


「なんだ、水をかけるだけではだめなのか。だったら金づちで……。」

「親分、手伝います。」 「トントントン。トントントン。」「ポロリ。」

「おお、おおおお!! 割れた~成功だ~。」

「親分、ステーキ皿をたくさん作ってご馳走してくれるんですかい?」

「ステーキ皿??……おお、それはいい、焼いた肉が直ぐに冷えないから、むふふこれは、わが息子に特許販売してやるわい。」

「むふふふふ・・・・ふふぁはははぁぁぁ~~~~~!!」


 シュモクザメの笑い声が大きく響いた。


 気を良くしたシュモクザメは航海中、終始にこやかな顔つきで鼻歌を、いや鼻水を流していた。


 プリムラ村に来たギルドマスターは、石の工房を引き払い港に小さな小屋を建てた。ここならば重い石を山の上に上げる必要がない。掛ける水は目の前。火事の心配も要らない。いいことずくめなのだ。おまけに出来た瓦は直ぐにでも船に積み込みが出来る。もう作業場は外で良い。


「ギルマス、冬は寒いっす。」

「たき火があるだろうが、たき火が!」

「あ、ホントだ。」


 切り出した岩を瓦の大きさまに切断して、そうしてたき火で熱を加えた後で急速冷却。トントンと叩けば、見事に薄い頁岩の板が出来上がった。後は石の目が読める者が現れて簡単な工程が考えられた。これにより綺麗なスレートができた。


「四方を削って形を整えれば瓦の出来上がり~!」「やったね、妖怪ジジイ!」


 まぁ日本では夏の炎天下に日干しにしておけば自然に割れるのだが、北欧の冬ではさすがに加熱する以外方法はない。だが不思議な事が一つ。薄く割れた厚みがほぼ同じなのはどうしてだろうか。以後は放置しても薄く割れない。


 このスレート瓦は十九世紀から大ブレークした。陶器の瓦が凸凹するのに比較してスリムに見えるからだろうか。それとも色が好まれたのかな。もしくは丸い屋根の形状に適していたから。近世の多くの教会等に見られる瓦葺きだ。



 実地で検証、確認が出来て気を良くしたシュモクザメは、すぐにオレグへ二つの提案を突きつけた。するとオレグは、


「俺グーとしたことが~リリーが言うように大損こいた~!!」

「息子よ、俺が作ってやる。お前は西側にどんどん売り込め!」

「お、おう、そうするよ。もう見本品はどれくらい出来たのだ。」

「公爵の館に葺くだけの分だが、な~に直ぐに大量生産にはいるよ。み~んな現地調達さ、あのジジイもとても喜んでいたぞ。!!」


「よ~し出来たスレート瓦は全部俺に寄越せ、そして全部売り切っちゃる。」

「ステーキ皿もできるか! 大量販売が!」

「あぁ任せろ。トチェフ名産の木の器に載せて、な!」


 だがこの方法は厚みのある鋳型の鉄に淘汰されて直ぐに消滅した。実用性に欠けるのだった。鋳型の鉄プラス木の器でトチェフの木の器の革命児へと上り詰める。木の板に鋳型の鉄が載っただけだが……。形は良かったのだろう。


 レストランの牛ステーキはフライパンで肉を焼き、同時にステーキの鉄皿もガスで焼いている。肉が焼けたら鉄皿に載せてテーブルへと運ばれる。


「ジュゥジュゥ!」と客の服おも汚す勢いで鉄皿の脂が撥ねている。そうして運ばれたステーキは熱くなっている鉄板でさらに過熱が進むから、焼き過ぎになり下の部分は硬くなる。


「はい、焼きすぎはいけません。ですので、直ぐにごはんを肉に下に押し込むので~す。これで肉が焼けるの防ぐ~の、です!」

「私、オレグ、で~す! ステーキハウスの厨房で見かけた風景で~す!」


「貴族服が飛び散る脂で汚けたぜ! 弁償しろ!」……多々見られる風景か! おろしたての服が犠牲になる。道理だ、綺麗に着飾って綺麗なレストランへ行くのだから。


 でもご心配なく。中世ヨーロッパでは右手で掴んで食べるのだ、熱い肉料理は出ない。残念だ。あと何回オレグが転生すればあのようなレストランの風景は見られるのだろうか。四十四年前の記憶で書いたのだが今は……ホント知らない。十オンスの肉、食いて~!


 ちなみに、アメリカ牛はホルモンを与えて大きく肥育させるので、食べないがよい。中国の98円の高菜の漬物、真夏でも腐敗しない。食べないがいい。そう、食べないがよいのだ。お金さえあれば……無念。



 これ以上は物語の質も落ちてしまう。ここはこれで終わる。

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