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人狼夫婦と妖精 ツインズの旅  作者: 冬忍 金銀花
第三章 オレグvsアルデアル公
163/257

第163部 ドラゴン VS ヴァイキング船団


 1248年12月21日 エストニア・ハープサル


*)「おう、俺に任せろ!!」


「ゴンドラ、お前のすることが一番危ういんだが、どうするのかな。」

「俺が低空飛行で船を沈めてやる。なぁ~に自慢の翼でひと仰ぎで済むさ。」


 ゴンドラはドラゴンに変身して飛んでいった。


「オレグさま、頼もしいですね!」


 と出番がなかったエレナがオレグに話しかける。遠くの海では風に乗って大きな雄叫びの声のみが聞こえる。ヴァイキングの声は届かない。


「ギャ~オ!」「・・・・・・。」「ギャ~オ!」「ギャ~オ!」「ギャ~オ!」「ギャ~オ!」

 ドラゴンの鳴き声が聞こえる。

「ギャ~!」 「ギャ~!」 「ギャ~!」 


 ヴァンダ女王はオレグに向かって、


「ゴンドラは泣いていますね。」

「はい、しっかりと戦って啼いていますよ。」

「もう終わりです。」

「随分と早いですね。あんな船団を蹴散らすとは!」

「ゴンドラ、可愛そう!」


「ギャ~!」 「ギャ~!」 「ギャ~!」 


 ゴンドラは足の裏に火矢を受けて、痛くて泣いていた。ヴァンダ女王は、

「もう、終わりです。」


 ドラゴンが逃げていった、のだった……。


「ガチョ~ン!!」……「お前、おちょくっているのか!」


 オレグ、落胆す!

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