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人狼夫婦と妖精 ツインズの旅  作者: 冬忍 金銀花
第三章 オレグvsアルデアル公
158/257

第158部 船倉で戦争?!


「リリー、この四人を船の寝室に飛ばしなさい。」

「らじゃ~!」


「お兄さまとは生きて再会できればよろしいのですが……。」

「なに心配いらないよ。****はないんだ全部が夢だしな!」

「もうシビルは、本当に無責任なのだから。」


「あんたには言われたくない! リリーよりも、か・わいいわよ。」

「あら、そうでしょうか。灰色オオカミの巫女さんも飛ばしたのはまずいかしら?」

「当然でしょう? 明日は戦争になっているわ。船が沈まなければいいのだけれども。」

「そんな~。……同情はいらないわ、私、お姉さまとオレグお兄さまを信じます。」

「縞ドジョウかい?」




 1248年12月10日 エストニア・ハープサル



*)灰色オオカミの巫女


 灰色オオカミの巫女はリリーにより四人と同じ船室に飛ばされたいた。あの巫女が御機嫌よう! と言いながら天井の穴を過ぎたら船室に横たわっていたのだ。当の巫女からしたらリリーの召喚魔法は初めてだから、魔法酔いと言っていいのかは分からないが、目を回して卒倒していた。その身体の上に順次飛ばされた、オレグ、ソフィア、アウグスタ、シビュラの四人。まともで居るのはそう、オレグのみ。


「あたたリリーのやつ、いったい何を考えてクッションを先に置いていたのやら。二日酔いの前だがもう頭が痛いよ。」


 オレグはシビュラとアウグスタを放り投げて、ソフィアは優しく抱き上げてベッドに運ぶも、


「か~、この灰色巫女はどうしたものか。海に投げ捨てたらあの侯爵はさらに怒って俺に突っかかってくるだろな~。あー頭が痛い!」


 この女はよっぽど目を回したのか、四人もの人間が上に落ちてきたというのに起きもしない。いや、さらに衝撃で気を失ったのだろうか。


「芋虫いもむし、らんらら・らん! いもむし芋虫、らんらら・らん! こいつ意外とデカいな。亀甲縛りにしたいが……む~し。」


 オレグは船倉より細めのロープを持ってきてオオカミの巫女を芋虫状の簀巻きにしてしまった。


「これで朝までは大丈夫だろう。なにがつかえて縄を抜けられないさ!」


 それから丁寧に天井から吊るしてしまった。


 灰色オオカミの巫女は、胸と腹を圧迫されるので気絶しながらもおぞましい夢を見ていた。


「ぎゃ~来るな、俺をその鱗の手で掴むな!」

「いやだ、イヤだくるな。俺に触るな~! 冷たい手で胸を掴むな~。」

「ぎゃ~イヤだ! 俺をその鱗の手で掴むな、むぎゃ~ユダレまくった顔を近づけるな~~~!」

「ぎゃ~~~~~~~!!!!       ぁぁぁぁ~・・・・・・。」


 大きい悲鳴と共に目が覚めた。


「クッ!」  「んん!」  「あれ?」 「れれれれ・・・・?」

「この俺が捕まって縛られている?」・・・・・・「どうしてだ?」

「思い出せない。」      「いつ、捕まった!」「ここはどこ・・。」

「オレグが寝ている。という事は……。」


 女は身体を捩じって吊るされた身体に回転を与えた。


「あの女たち、俺が伸したから休ませているのか!」

「え~~~い、このう!」

「忍法、縄抜けの術!」  

「俺、でかいから無理だわ。着いている処を変えて変身!! オオカミにな~れ~!」


 二つのものは腹に六等分に分散されていた。


「これなら抜けれるわ。しめしめ成功、後でひどい目に遭わせてやるのだから。」


 灰色オオカミは寝ている四人の顔を見てはペロリと舐めて味を確認している。


「こやつらは、そう、同類なのか。それで俺の姿を見て攻撃してきたんだな。」

「最後にオレグ。ペロリ!…… … ……。ぎゃ~、舌が痺れる~ぅ……。」

「異国の男とはこうも鱗だの舌が痺れるだの、理解が出来ぬ。」


 オオカミはだらりと垂らした舌から、これまただらりとユダレを垂らし始めた。オレグの顔には何かしらの薬物が、……いや、これはリリーの魔法だろうか。


「だったら足の裏を舐めてやる。」・・・・・・・・・「ぎゃ~、くせ~!!」

「鼻が、俺さまの鼻が潰れる~!」


 オレグの魔法だ。オオカミは再度気絶した。


 その後は何もなく朝を迎えた。アウグスタはオオカミを枕に、シビュラはシッポを抱きかかえて目を覚ました。


「ぎゃ~オオカミ、オオ…カミだよね。この可愛い!! とてもいい!」

「この娘、かごんまだわ!」

「え? どこの馬の骨だい!」

「鹿児島よ、だってゆだれこいて寝ているもの。」

「そう、ゆだれねぇ。他の国かもしれないわよ、九州の方言は似ていますもの。」


 以後、このオオカミ巫女は、ゆだれ、と呼ばれるはめになった。なんだか! 可愛そうだ。


 この騒動でソフィアが起きてソフィアはオレグを揺り起した。


「?……??」

「オレグ、私のパンツ知らない?」

「あ、ソフィア、起きたのね。ソフィアのなには、このオオカミ巫女、ゆだれちゃんが大事に持って、いや、履いているわ。」

「ぐぁ、……、すぐにひっぺ剥がして! もうはけないけれども、与えることはどうしても出来ないわ。」

「んん? どうしたソフィア。尻が出ているぞ。」

「ばこ~ん!」



*)素面しらふの女三人 vs オオカミ巫女


 女が三人がかりでゆだれちゃんを触りまくるからその異様さに目を覚ます。


「ぎ…ぇ”~~~! あんたたち、なにするの、どこを触る、え”~い俺から離れろ~!」

「まぁ怒った顔が可愛いわ、そうそう、もふもふのシッポがいいわ。」

「この子、おっぱいが六個も在って羨ましい!」

「ぎょ…え”~オレグ。助けろ、今すぐにこの俺さまを助けろ!」

「え”~どうして~おもろいのにな~!」

「きゃ~はっは~きゃ~!!」


 ゆだれちゃんは腹のおっぱいを揉まれて笑い転げている。笑っているせいで筋肉に力が入らない。どうしても女たちの手を払うことが出来なかった。


「昨晩のお返しだろう、ありがたく受け取っておけ。さもないと一生恨まれるかもしれね~ぞ。」

「そ、そんなのイヤ~! こらそこの足の臭い男。俺を助けろ。」

「あ、そうなんだ。俺の足は気絶するほど美味かっただろう?」


「そんなのイヤ~~~~~!」


 リリーたちにまでその悲鳴が聞こえたという。


「オレグ、このゆだれちゃんはどうしようか。」

「えぇい。ゆだれちゃん言うな! このポンコツ犬め!」

「まぁ。私は永遠に二十歳なのよ。オールドミスから言われたくないわ。」

「だ~れがオールドミスですて~、この永遠の年増女!」

「誰が永遠の年増ですって~!」


「ソフィアは転生するからなそれは事実だ。おまえ、今、幾つだ?」

「私に歳を訊くなんぞ~いい度胸をしているわね。オレグと変わらないわ。」

「俺は~……二十六!」



今現在、デンマークの西の北海では台風なみの低気圧があります。2020/8/20


「なぁラビー次長さん。この南の風は俺のドックにまともに吹き付けやがる。この風は少しおかしくはないのかい?」


 オレグは湿った南風が吹くのだから心配になった。いつもは西の海上から吹くのが正常だと聞いたように思っている。この地では海風が普通なようだが。


「あぁ荒れるな。四~五日もすれば嵐になるよ。早く漁に出て飯のタネを沢山獲ってこにゃなるまい。」

「こにゃ?……すみません、口ばっかり多くて!」

「いいよ構わぬて。その分たんまりと金を落としてくだはるだろうて!」

「たんまり?……くだはりゅ??」

「んだとも、しっかり食べて金をあばかん落としてくれ。」

「あばかん?……。」


「本当に陸風で漁に出るおつもりですか?」

「バカ言え! この風で沖に出たら帰ってこれないだろう!」

「そう……思います。」

「あんたが造った養殖場に行くのだよ。これは村の宝になっておるでの。」

「はは、さようですか。」


 オレグはラビー次長さんと別れて村の集会所に足を向けた。


「今朝の様子だと、あのゆだれちゃんと遊んでいるうちは大丈夫だと思って行くことにしたが、船倉でも大きな台風に発達しなければ良いのだが。心配心配。」



「隣国の心配よりも俺の足元の方を心配するべきか。あのアルデアル侯の下僕を拿捕しているようなものだしな。港でナンパしたとでも言っておくか。」


 オレグは頭痛の頭で考えるとロクなことは思い浮かばない。


「それよりもあいつらのエサを持って行かないと、大変な目に遭うだろうて。ボブ船長がどこまで我慢ふんばりができるだろうか! それが問題だ!」


 丁度オレグの頭上で飛んでいる大きな物体があった。それを見上げて、


「ゴンドラのチャラい奴、ドラゴンに変身しなくても軽いから飛べるのか?」


 遠くで大きな水の音と共に高い水しぶきが上がっていた。ひとつ、ふたつ、と。


「今日の漁が始まるのか。」


 とのんきに思っていたら、海のジューラスマーテが血相を変えてオレグを目がけて飛んで来たのだ。


「わ!……なんだ、海のジューラスマーテか、どうした。」

「ご主人さま、あのク~ちゃんを助けて下さい。お願いです。」

「く~ちゃんは、あのクジラのク~ちゃんか。」

「ご主人さまはヴァイキングの財宝と引き換えにク~を助けると約束しましたでしょうが?…あ、あぁん?」

「あいた~たた! そうだった。ラビー次長に頼むのを忘れていたぞ。まだ生きていたらいいのだが。」

「はい、まだモリは撃たれていません。船が出たので騒いでいるだけです。さ! 早く飛んで行って下さい。」

「俺は飛べないぞ……。・・・リリー急ぎだ、来てくれ!」

「はいは~い、お呼びですね。またお姉さまを逃がされましたか?」

「あ、いや違う、入り江のクジラを海に逃がしてやりたいのだ。俺が買い取るから、生きているうちに逃がしてくれ。」

「まぁ独り占めにするのですね。……あんた、海のジューラスマーテの事ですよ。」

「えぇ~~! あれは、ばい菌の財宝と引き換えにオレグさまとの密約で、その契約が済んでおります。」 

「そのばい菌でオレグが風邪をひいたではありませんか!」


 やや高圧的なリリーが海のジューラスマーテに迫るも、すぐにオレグが中に立ちふさがり、


「あ、それが本当だ。熱でうなされたからなんでんかんでん、抜かして寝てしまった俺が悪いんだ。買い取りの金は、ほら、お前の腹に!」

「あ~あのヴァイキングの財宝ですね、はい、すぐにク~ちゃんをオレグのドッグに飛ばします。」

「あ、それだけは勘弁してくれ、あの女たちが噛みついてしまう。ものの三秒でクジラは骨になるだろう。」

「リーさん、それはだめです。遠い海に落としてください。」

「リーさん?!……そ、そうね、そうします。」

「クジラのク~ちゃん、空を飛べ~!」

「おいリリー。それはまずいぞ。あれがうまい美味いと食ってしまう。」

「ドラゴンが飛んでいますか!。。。。。……ク~ちゃん、海の中に飛んでいけ~!!」

「ク~ちゃんはまずくありません。美味しいに決まっています。」


 入り江ではクジラが消えたのか男衆の怒鳴る声が聞こえてきた。


「リリーさん、ここはお逃げ下さい、こってりと絞られるのはオレグさまのお一人でいいのです。」

「そうね、そうよね。ここにはジューラスマーテも置いて私はトンズラよ~。」

「ぎゃ~お姉さま~!!」

「おいリリー。金を置いていってくれないか。さもないと俺は〆られる~!」

「ガシャがしゃ、が~しゃ!」


 と金銀の財宝が空から降ってきた。序に空高く飛んでいたモノも落ちてきた。オレグとジューラスマーテは、急いで金銀の財宝をかき集めて村人を待つ。


「お、オレグさま、交渉はよろしくお願いします。私も豚づらよ~!」

「おまえバカか! 豚に変身したら食われるぞ。」

「ブ・ヒャ~!!」……「ブ・ヒャ~!!」


 オレグはバカ正直に金銀の出所を村人に話した。


「侯爵さま、それでしたら村で半分。クジラが半分です。しかし、クジラと引き換えですので金銀は全部村のかねです。……そこの男は要りません。」

「おう兄ちゃん。隠れて聞いていたが、あんたバカだね~!」


 ここで再度。


 オレグは頭痛の頭で考えるとロクなことは思い浮かばない。のだった。


「そうか反論できない。全部持っていってくれ。」


 と言うオレグ。


「おいおいおい待て、待て~。この財宝はどうやって村人に分配するのだ。ここは侯爵さまに銀貨で買ってもらう方が得だぜ。それを村中で分ければいいだろう。金銀のままで、そう……喧嘩して分けるのかい?」

「あ、そうですね。このままじゃ分けることも出来ません。侯爵さま、ここはひとつ高く買って下さい。」

「お、おう、任せて……おけ。」


「いやいやダメだ。侯爵さまの評価は低いぞ。俺が仲介に入って高く売り叩いてやるから任せろ。俺にはイングランドで有名なハンザ商人さまがついているんだ。安心して任せろや。」

「ボブ船長、よろしくお願いします。」x?


 ボブ船長が言った「高く売り叩いてやる」という意図する意味はおかしい。


「侯爵? これ全部でいくらだ!」

「そのままでは売られないし、もし売ったらまたバイ菌に睨まれるから鋳潰して加工しなければならない。その工賃を引いて……銀貨一万枚だ!」

「おう兄ちゃん。この査定は低すぎないか? あ、あぁん??」

「いや正当な評価だ。一万だぞ?」

「いいや、ここは一万と二千だ。……いや~……ここはもう二千を追加して一万四千だ。これがまっとうな金額だ!」

「おいおいボブ。船長を解任するぞ。そんなにだせるか!」

「おう解任で結構だ。その時は船は動かないぜ。俺は、ここでのんびりと漁師になってな、自由にな……。」

「船が動かないと困る。……しゃ~ない。ここは銀貨で一万三千と五百枚を出す。これが限界だ!」

「ラビー次長さんそれでいいか? 村人一人頭の枚数は後で計算してやるよ。こんだけ在れば家が建つぜ!」

「おいボブ。お前、計算できんのか?」

「なに、村人を並ばせて一枚一枚置いていけばいいのだよ。」

「ボブの足下にも一枚一枚落としてか?」

「よせやい、俺は姑息な手段は使わないよ。村長むらおさと交渉するよ。」

「もう十分だろう? 俺が仲介手数料を払ってやるよ。後で楽しみにしてお-け。」

「OK・OK。」


「ところでボブ。どうして天空から舞い降りたんだい、俺の救世主さんよ。」

「いいタイミングだっただろう? なに大したことじゃない。じゃじゃ馬に蹴られて天高く飛びあがっただけさ。だけど、俺よりも船を心配した方がいいだろうぜ!」

「おいおい、驚かすなよ。背筋が凍るように冷えるぜ。」

「ま、早く船に戻ることだな。俺は忠告したぜ! またな!」

「?? 馬の巫女は居たかな。早くゾフィとその妹たちを連れていかないと、本当に船が沈んだら俺も立つ瀬が無くなるな。」


 風も無いドッグ内では帆船が右に左に大きく揺れていた。逃げるゆだれちゃんを順次入れ替わりで三人の女が追いかけて、船倉では物が飛び交い、破損よりももっとひどい、木箱類の姿が木端微塵へと変わっていた。


「お前ら、飯抜き!」

「え”~そんな~!」x4




 1248年12月18日 エストニア・ハープサル



*)残念な巫女たち


 灰色オオカミの巫女はあだ名がつけられて、ゆだれちゃんと呼ばれるようになっていた。ここに来てもう一週間が過ぎようとしているのに森に帰らない、いや、侯爵が怖くて帰れないのか、もしくはあの三人から帰してもらえないのか!


「あんた、まだここに居座る気なのかしら?」


 連日の運動会で身が引き締まったゆだれちゃん。アウグスタの嫌味に動じることなく言い返す。


「まぁね、オレグが帰るなと言うのだもの、仕方なく留まっているだけよ。私の事は気にしなくていいわよメス犬。」

「そんなことは言わないよ。オレグはきっと捕虜にしているのよ。後に多くの身代金を請求するのだわ。ボケ犬!」

「アウグスタ、それは違うと思う。きっと風のヴェーヤスマーテの燃料として置いているのよ。ポンコツい犬。」

「そうね、毎晩毎晩、精気パワーを吸われているのですもの。いっそこのままこの船の動力源になりなさい。ボケ犬。」


 アウグスタに続いてソフィアもひとこと言い出した。そういうソフィアも海のジューラスマーテから精気パワーを吸われている。当然のように残るアウグスタも火のウーグンスマーテから精気パワーを吸われている。


「そうよね~私たちったら、みんな船の燃料なのよね~!」x4


 オレグが言うには木箱の荷物の弁償金として扱われている。だがおかしい、毎日吸い出される巫女たちの精気パワーはどこに消えているのだろうか。


 シビルは毎晩ゴンドラにパワーを与えていて、それはもう立派なドラゴンにまで成長していた。シビル曰く、


「ゴンドラ。あんた、全力であのアルデアル侯から私を守りなさい。」


 他のメンバーのキルケーに至っては馬耳東風気にもかける様子もない。シーンプは未来の嫁の育成に余念がない。


「今日は金貨の数え方だ。」


 と言う始末。とうの娘たちにはまだ理解も出来ないというのに、それは笑えるようなあり様なのだ。


 ボブ船長とボブ二号は船の増強やクレーンの据えつけ等で忙しく働いている。ゾフィは大砲の砲弾の玉石を作るのに忙しそうだ。特にボブ二号には風力の風車を早く造れとオレグにせかされていた。


 リリーとシビュラはオレグと共に、プリムラ村でコパールの加工と工員の管理で忙しく働いている。


「なぁキルケー、あの琥珀を作ってくれないか~。」

「リリーにもできるはずよ、リリーに頼めば!」

「いや、あの魔法は出来ないそうだ。木以外は専門外らしい。」


 ソワレとエレナは姿が見えない。村から出て行っているようだった。


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