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二択
シンバルの暴言もあって
壊すのは回避した
かといって…ロックNo.がわからないことには…
とりあえず
バックグラウンド起動できるみたいだから
…このままにしておこう。
ゴトンっ
何かが投函された
確認すると
差出人不明の手紙のようなものだった。
「マリンバくん
君へのプレゼントは気に入ったかな?
さぞお気に召したかと思うよ
さて、早速なんだが
君にはこれから
旅に出てもらいたい
そんないっても金がない?
それは理解している
金などいらない
君には
これから死ぬまでの40年間
その命を代償に
旅をしてもらう
あ、因みに
旅に出なければ
君には
彼女ができない呪文をかけている
せいぜい命を燃やしてくれ」
っておい!
嫌でも旅に出なきゃならないのかよ!
彼女が一生できないなんて
耐えられるかよ!
でも、この部屋は
居心地抜群の
オアシス…
私は一体どうすればいいんだ!!