3/110
201
容姿端麗な彼女は微笑みながら
冬の寒さにも負けず布切れ一枚で
こちらをみている
VRの彼女は私の脳裏に焼きついていた
なぜ映像はデジタル化できるのに
においや触感はデジタル化できないんだろう
もしも、においをデジタル信号に変換できれば
彼女のあの豊満なむふふのニオイも
嗅げるだろう
もしも、触感をデジタル化できるようになれば
彼女のたわわなアレも
触れるであろう
早急に開発を頼む
嗅覚、触覚を
デジタル化してくれ!
そうすれば
私はこんな狭い部屋で
薄暗い中
おんにゃのこを求めて
泣きじゃくることは…
マリンバ…くん?
君がマリンバくん?
おーい、オーーーーーイ!!!
VRメガネを外すと
そこには容姿端麗な彼女が
座って
真夏のような熱視線で
こちらを眺めていたのである
マリンバ確変突入!