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グランデ
仮に…
シンバル殿がフォーサーズ教であるならば
ワシはお主を斬らねばなりません…
え…そんな…
フォーサーズ教について
本当に何も知らないのですか？
はい…
初めて聞きましたから…
では、お話しましょう…
時は200年前に遡ります
ワルツを踊る国は
今の国土の10倍の広さを誇り
今では考えられぬ程に文明の栄えた国でした
当時の国王は
とても優しいお方で
貧富の差がなくなるように
尽力されておりました
ワルツを踊る国には
国王の人柄もあり
多くの有識者が集まり、
賑わいをみせていました
そんなある朝
王国の前に
一人の少女が
倒れておりました
それを見つけた国の者は
早急に処置を施し
一命を取り留めたのですが
少女の姿形は…
見るも哀れな
化け物へと変わり果ててしまいましたじゃ
少女の名は
グランデ。
グランデは、醜い姿に反して
とても優しい心を持っておりました
また、優れた頭脳から
国を背負っていくのは
グランデしかいないと
言われていました
しかし、国の皆は
グランデにひとつ
隠し事をしていました
