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最果ての地で。  作者: 織瀬春樹
4章 変化
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番外編 かすみの手紙



広樹くんへ!



この手紙を読んでいる頃には、

私はすやすやと眠っていることでしょう。


…起こさないでね?笑



えーと、私が伝えたいのは、

今までの感謝の気持ちです!


広樹くん、今までありがとね!



初めて会った時のこと覚えてる?


私はちゃーんと覚えてるよ!


あの時会ってなかったらどうなってたのかな?


この手紙も書くことなかったんだろうね、

不思議だぁ…




あとはそうだなぁ…


広樹くんにはありがとうしか言うことないよね。


私が何もできなくなっても全部助けてくれた。


私が落ち込んだ時も慰めてくれた。


私が泣いてた時は、一緒に泣いてもくれたし、

笑ってもくれた。



でも、私は何もしてあげられなかったね。


料理も美味しくできなかったし、


スポーツもダメダメだったよね。


ごめんね?


私は広樹くんに何も出来なかった。


恩ばっかり貰ってた。


いつか返そうと思ってても、


どんどん広樹くんは私を助けてくれた、

励ましてくれた。


だから、私は楽しかった。


この日々が、全部が楽しかった!


いい思い出以外はないと思う。


私に知らないことを沢山教えてくれた。


私を色々な所へ連れて行ってくれた。


何があっても忘れないよ。忘れるわけがない!


本当にありがとう!




だから、こんな形になってしまってごめんなさい。


結局全部返せなかった。


広樹くんは多分、

「そんなのいらないよ」って言うんだろうけどね笑


でも、やっぱりそれは心残りになっちゃうんだ。



だから、こうして手紙にして、


少しでも伝えられたらなって思います!


これからも、ありがとうという気持ちと、


大好きだよ!っていう気持ちは消えません!



ありがとう!!






P.S.

広樹くんは、

やることをやり切ってからじゃないと

寝ちゃダメだからね!


私が許さないから!




かすみより

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