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最果ての地で。  作者: 織瀬春樹
1章 遭逢
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1. 町と世界

こういう所に載せるのは初です!

描写が足りない所などがあると思いますが、温かい目で見て頂けると嬉しいです!

できるだけ規則的に書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

小さい感想も頂けると嬉しいです(^^)

この町は、廃れていく。


4年ほど前まで発展していたこの町は、

急速に衰退していった。


かつて栄えていたボウリング場や、ショッピングモール。


それらは、この町にはもうない。


元にあった場所には、広大な空き地が広がっている。


人の手が加えられず、ただただ草が生い茂っている。


そんな空き地がこの町の六割を占める中、

ある一つの建物がこの町のシンボルとなっていた。


飛び抜けて高い、隣接した二つのマンション。


この町に住む七、八割の人々は、そこに住んでいる。


この町が栄えていた時代に造られた建物は、ほぼ残っていない。


そのマンションは、

そんな数少ない建物の一つだった。


そして、

この町を真っ二つに分けるように横断する線路。


1日4往復。この町の中に、駅は3つ。


踏切は、2つしかない。


片方の終点駅の近くには海があり、


ほぼ無人の駅から一望できるような、そんな町。




そんな町に、一人の少年と少女がいた。


この小さな町に、偶然居合わせた二人。


彼と彼女は、まだお互いを知らない。



そんな二人が出会った時、

この『世界』は変わるのだろうか。


少しでも、何かが変わるのだろうか。


はたまた、何も変わらないのだろうか。


それは、誰にも分からない。



けど、一つ言えること、


それは、

彼と彼女の『道』が、確実に変わるということ。


出会えば、

出会わなかった『世界』を知らずに生きる。


出会わなければ、

出会った『世界』を知らずに生きる。



どちらが正解で不正解などはないだろう。


彼と彼女には自覚がない。



ただ、もし片方の世界を知っていたとしたら、


そして、もう一度やり直せるとしたら、


二人は、別の道を歩むのだろうか。


それとも、もう一度同じ道を辿るのだろうか。





これは、ある廃れた町での物語。


発展を遂げ、衰退した町で起こるであろう物語。


彼と彼女と、この世界との繋がりの物語。




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