5話必要条件とお買い物
次の日
鈴と一緒に装備を揃えることになったので町を歩き始めていた。
だか、そこに何故かウィリスも一緒に来ていた。
(一時間前)
待ち合わせ場所にすこし早く来てしまった僕はボーッと空を見ている
この世界の空ももとの世界と変わらないんだな~~
そんなことを考えているといきなり聞き覚えのある声が聞こえる。
「なにしてんのーここでー?」
そう、ウィリスだ
「いや、君なら知ってるでしょ?」
わざと聞いてきたっぽかったのでそういっとく。
「まあね」
「逆に君は何でここにいるの?」
「ま、まあ、私暇だし?一緒についていってあげてもいいし?」
「いや、ツンデレは別にいいや」
「、、、、、いいじゃん!!一緒についていかせてよー!」
「本心がでてるよー」
「うぐぅ!」
「てかなんで一緒にいきたいの?なにか、買ってほしいの?買ってあげないよ??」
「そんなことないもん!まあちょっと旅と言いますか冒険と言いますかつれてってほしいというか?」
「あー、、、はい、わかりました」
「いいの?!!」
「無理」
「やっぱりそういうと思った。 なんで?いいじゃん?きっと役に立つよ私を連れていくと」
「例えばどんな?」
「えーと、モンスターと戦うときとか遠い場所から攻撃したり。」
「ウィリス魔法使えんの?!!」
マジか!
「いや、使えないよ?なんか投げて攻撃するだけだよー」
「、、、、、、より使えねーじゃねーか!」
てか、今の僕の感動を返せ!!
「じゃあなにすればつれていってくれるの?」
「三つ条件があります。
まず1に近距離か遠距離の戦闘ができるようになって」
「次に親たちに許可を得たか?」
「最後に資金か装備を持っているのか?」
「親の許可はもらったけど、1と3ができてないかなー?」
「じゃあ無理だね」
「1と3は明日までまってよー出発までには間に合わせるから
ぜっったいに何とかするから!」
「しかたないなー明日までは待ってあげるよ」
「やった!」
タッタッタと軽やかな音とともに鈴が走ってきた。
「おはよーー、進ー」
「おはよ、鈴」
「というか、何でここにウィリスがいるの?」
「僕らの話を聞いてついてきたがっているんだ。どうにかしてくれよ」
「ついてってもいいかな?お願い!!」
鈴はちょっと悩むそぶりをして言う。
「いいじゃない、進、多い方が楽しいし、ウィリスと仲良くなりたいし」
「やった!私も仲良くなりたい!」
「僕の意見はなかったことになるのか」
僕はげんなりしつつ目の前を楽しそうに話ながら歩く二人を見てため息をついた。
そういえばこの町の名前は、アルトと呼ばれているそうだ。
俺らはアルトに2件しかない武器屋と数件ある防具屋を渡り歩いた。
今回買った装備は
進
鉄の剣
鉄の盾
バンダナ(力+1)
鉄の鎧
革の籠手
革のズボン
革の靴
鈴
木のスタッフ(知能+1)
フードつきのローブ
革の靴
ウィリス
鉄の槍
革の鎧
革の籠手
革のズボン
革の靴
朝から買い始めたのに買い終わったときはもう夕方だった。
結局流れでウィリスのそうびまでかってしまった
くっそ、鈴を説得して流れで装備をかってもらうと言う算段だったのか。
嵌められた!。
必要条件の3を自らでクリアさせてしまった。
思い出すだけでもムカムカする。
あのやろーー
「ありがと!進!」
と鈴の満面の笑み
この笑顔でチャラにしてやるか。
「ありがとね!!進!」
お前は出てくんな!思い出すだろ!!
おっと落ち着け僕!、チャラにしただろ!!
よしっ、大丈夫
「まあ、色々しっかりやってくれればいいよ、鈴は」
「私は結局返さないといけないんだ、、。」
「あたりまえじゃん?」
これで僕の気は晴れた。
まあ別に、返してもらわなくてもいいけどな。何故か持っていた金だし
だが、持っていたかねが相当減ってしまった。
金貨3→1
銀貨6→2
銅貨1→0
めっちゃ減ったな。
銅貨10枚で銀貨1枚
銀貨100枚で金貨1枚
のようだ。
さらに金貨の上に金球貨という金のビー玉みたいなのがあるらしいが僕らには無関係だろう
まあこれで明日ウィリスが必要条件1をクリアしてなければ連れていかないし装備も売るけどね。
なかなか僕もひどくなったもんだぜ!
ウヒヒヒヒ
口には出さないが。チキンだし