#3
森に行くことになったので、護身術を父さんに習うことにしました。
剣を振るう事に重点を置かず“逃げる”に重点をおく
横からの棒が振られる「目を瞑るな。逃げるために見切れ!!」と叱られる
次は目を瞑らず避ける「よし。次は」と次々と攻撃を捌く事を教えて貰う。
次の森に行くまでには何とか逃げる事を体に教え込んでもらうが、何で、仮想敵が人間?ま。いいっか。
3日後。ノートを持っておババのところへ
「お願いします」と入るとおババだけだった。
美人さんは客人だったのか…
「今日は、鎮静・興奮の薬草を教えるぞ」と薬草を見せてくれる。「これを取って来るんじゃ」
そう言われ、外に行く。これかな?というのを持っていくも「間違いじゃ」と言われた。それを数回繰り返す。「正解じゃ」とやっとこさ合格を貰いノートに張り付け、書き込んでいく
そんなことをしながら数ヵ月。
「さて、復習じゃ。これは?」
「痛み止」
「では、これは?」
「熱冷まし」と20位の問題を出される。
「ふむふむ。これで、最後じゃ」と出してくる薬草
「効き目を増やす」
と答えると「あってるぞ」と笑顔
「今日は、これでおしまいじゃ。好きに薬草取りにいって良いぞ」とのこと。
意外と薬草が需要があるため、多めに取ってギルドに売っているので嬉しい
「次は明後日じゃ」と言われたので、帰宅。途中でギルドで薬草を売りおやつの材料を買って帰る
「母さん。おやつ教えて」といいお母さん・皐月姉ちゃんと作る
おやつは保存の効くもの。
クッキーとかになるが、非常時用のパンとかもある。
家事を出来るようになるのも大切だが、おやつは別。楽しみも含まれる。
出来たクッキーをあら熱を処理して瓶に積める。これで、おやつのストックをしておく
おババのところへ行くと「今日から調合じゃ」と調合を教えてもらう。
出来た薬は自分用のものとして貰った。
そんなこんなで、1年経った。
時々、復習じゃと問題を出されるのをクリアするのを繰り返し。解熱剤・解毒剤・鎮静剤・興奮剤・痛み止・傷薬・回復剤・止血剤・増血剤・造血剤を作れるようになった。
作れるだけで、販売はまだまだ。
1年経って護身術も攻撃を捌き反撃出来るようになったが、これもまだまだ。
殺さず、戦闘不能にしたいから頑張って組み手をしている。
「風花。兎取りにいこ」と近所の友達に誘われ狩りに行く。
これのために俊敏性を稼いだ。そして、弓もなのに!!
さあ狩りをしよう!!と動いた瞬間、ブラックアウト
起きたら家でした。
「起きたか」と父親。「大丈夫だな。なんで、倒れかわかるか?」と言われたので首を横に振る
「そうか。多分だが、半身のせいだ。ごっそり取られているからな」と私のギルドカードを見せてくれる
ギルドカードには、体力等が書かれているが…
「何で!!」
見てみると、全て最低ランク。一年間コツコツためていた剣術・弓術・体力が…
しかも、気配遮断に至ってはゼロって…
「半身が危険だったから、ごっそり持っていかれたんだろう」と慰めてくれる
半身。それは文字通り半身なのだ、片方が危険な場合は片方のギフトと必要な技術を借りれることとなる。
一度、取得したものなので体が覚えているから問題ないけど!!と肩を落としているのを見て肩を叩き慰めてくれる
その日はやけ食いしましたよ!!
それから、体力を戻しながらギフト・技術の鍛えなおし、薬師の勉強を頑張って頑張って12才になりました。
今日はおババのところへ勉強の日
と森に行くと知らん顔の青年が
ペコッと挨拶して自分の席に行き調合セットを出していると「来たんじゃな風花。こちらの方がお前に会いたいといっいらしゃたんじゃ」と青年に私を会わせる。
だれ?調合したいんだけど?とおババを見るとおババがため息をついついる
そして、青年が近づき「初めまして、我が半身」と言ってくる
半身!?あの迷惑さんか!!
じろりとみて「疫病神がなにようだ?人の技術・ギフト果ては体力まで勝手に盗んでいるくせに」と微笑んでみる但し怒りながら
「あるは助かった。礼を言いたくてな」と言うも頭一つ下げてこない。
あ~有力者ですか。はい。有難うございますと思いながら、縁を切る。これで、不干渉になる
「何をしたのかな?」「何も。不正搾取を出来ない様にしただけですよ」と笑う
「な」と言うのを無視して傷薬を調合。薬をグリグリと潰していると落ち着く。次いでに気配遮断をしておく。調合を終わらせておババに持って行くとまだ居る半身?
「どうしたんじゃ」
「いや。だって今まで使っていた力の波動が分からないのはどうしてかな?と思ってさ。あれ半身じゃないは」と言い切る
「よくわかるの。半身からのお使いじゃ」
「ふ~ん。じゃ縁を切って欲しくて派遣したんだ。ま・良いか。面倒臭いことありそうだし」「さて、薬の調合を確かめたいからこれを貰うからないじゃろ」と持って行く
たまに、ああやって持って行く薬たち。何をしてるんだろう?ま・良いか
「じゃ、また3日後」と言うと「5日後じゃ。用事があるんじゃ」と言っている。
「わかった」と帰宅する。
夕飯を食べながら「そう言えば、南の世代交替がやっと終わったらしいぞ」と父親。
長男が、騎士になりそこに派遣されたらしく、詳しい情報が入てくる。
「やっと終わったね」と母
長女も吟遊詩人になり旅をしている。次男は商人になり隣店で頑張って居る。
「風花ももうすぐだね」と話している
「何年か旅をして良いとこに住み着くよ」
「そうしなさい」と話していると
ドンドンてドアが激しく叩かれると同時に嫌な感じ。縁を戻し気配遮断広域バージョンを発展
ドアを蹴散らして入ってきたのは、兵士。しかも、国に直属の兵士だ。
「な。居ないではないか」と上司らしき兵が怒鳴っているが、気配遮断レベル80を舐めんな。
父が兵士に気づかれないように近づき手刀を次々と叩き落とし最後に私が、鉄扇で殴る
始末を付けてからぐるぐるにしてギフトを切る。
「どうする?」
「はかせるか」と自警団に引きずって行く父を見送り母と避難する
案の定、夜襲があったが、罠が発動したらしく朝帰ったら捕まっていた
家で、四肢を捕縛された騎士たち。苦笑してみている長男
「なにこれ」
「おはよう。いやね。風花の半身から伝達があって、捕獲命令でてんだよ」
「なんでさ」
「俺もよく分からん」と言い放つ兄をみてため息がでる
「ご飯にする?」と騎士を跨ぎながら家にはいる。
「そうだな。飯にしながら本隊来るのをまつか」
「まだ来るんだ」
「来るぞ。近衛隊隊長とか」
「そんじゃレベルアップしておくか。あと旅支度も」と打算をしながら財布を確認
母は保存食を荷物に入れてくれている。私作ばかりだが…
鉄扇を腰に指して解体用のナイフを確認しているとおババが来た
「珍しい」
「驚いている場合じゃないじゃろ。これを渡しておく」と薬師のマークが着いたネックレス
「お!!販売可能になったのか」と兄
「いつの間に?」
「復習じゃといってたのは、試験じゃよ」
「知らなかった」と驚いていると笑われた
そんなことをしていると村の近くに設置した罠が反応した
「じゃ行くわ」と手をふり旅に出る。