表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

#2

昼、薬師のおババに会いに森へ行く

森の道は一本道だから迷子にならない

ピョーと鳥が飛んでいる。一見安全そうに見えるも、油断すると野犬とか熊とか出るから危ない。

森に入るときは、獣避けが必要だ。現に首から下げているし。


緩やかなカーブを曲がると見えてくるおババの家。

トントンとドアをノックして「こんにちは」と入ると金髪美女が!!

「わかくなってる!?」とビックリすると奥から笑い声と共に老婆が…

美女と老婆を見比べなから「え!え!」と驚いていると「ビックリしたか、こいつの事は気にすんしゃないよ。なにが入り用かい?」と聞いている。「これ」とギフトが書いてある紙を渡す

「どれどれ」と紙を見ている。お使いリストだと思っているんだろう。1年前はそうだったから。


紙を読み終わったのだろう。顔をあげて「お使いだと思ったら、弟子希望だったのかい」との問いかけに“うん”と頷く。


「じゃあ、そこに座ってなさい。準備が必要だから」と言いながらなにかを探している

言われた通り椅子に座り周囲を見回す。乾燥させている草や根っこなどが有ったり、鍋や薬を容れる瓶などもある


「あったあった」と良い両手で、本とノートを持ってくる。

二つを目の前に置き「これは薬草事典。ノートは薬草事典を自分用に写すために使うじゃ」と渡してきた。

「今日から、読み書きをならい始めたんじゃろ。なら、練習もかねてやってみるんじゃな。分からない文字があったら聞きくんじゃよ」と言うため「はい」と返事をして事典を見る

読みやすい文字と絵が書いてある。

「えがある」と呟くと「薬草が描かれているんじゃ。横に特徴が書いてあるんじゃ」と説明してくれる。

なるほど

事典の絵の横に書いてある特徴を読みなからノートに書いていく。絵は上手く描けないから裏技を使う。

「このれ、とってくる」と薬草を指して事典を見せる

「分かるんじゃな」「きずにぬるやつ。まえおしえてもらった」

「なら大丈夫じゃな。一応、持ってきなさい間違ってないか確認するからな」と許してくれる


家の前にある草わらを見る。傷に効く草があるため2個持って行く

「これ!!」と見せると「間違えないな。合格じゃ」と頭を撫でてくれる。

テーブルに戻り薬草に力を巡らせて保護する。それをノートに張り付ける。これで絵を描かなくても良いし、見て直ぐわかる。とニヤリッと笑っていると、それを見ていたおババが「その手があったんじゃな」と関心している。

この方法、皐月姉ちゃんが歌いながら楽譜を力で作っていたのを見て教えてもらったのだ。

力を巡らせながら作った楽譜は、その人の物となる。それの薬草バージョン。自分用だから好きにして良いはずだが「だめ?」と聞いてみる。「大丈夫じゃ」とのこと。

分かる薬草を取りに行くのを繰り返す。おババは薬草のチェック・文字のチェックをしに時々覗き見している程度。あとは、美女と相談事をしている。


今日は、傷に効く草・痛いとこに塗る草・頭痛に効く草・体が疲れた時に飲む草・熱が出たときに飲む草が貼れた。

「出来た」とおババに見せる。「大丈夫じゃな。次は、明後日じゃな。そうじゃ、まだ確認していなかったな。風花は、どんな薬師になりたいんじゃ?」

そう言われ少し悩む。旅をしながらの巡り薬師にも、場所を決めて行う薬師にもなりたいけど…「困った人を助けたいな」と言うと「そうか。頑張るんじゃぞ」と応援してくれる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ