『こんぴらさんとプレスマンの芯のように心が折れた庄屋さん』
掲載日:2026/04/30
ある村の寺に、寺男がいて、村の者から用を言いつかって、駄賃のようなものをもらって暮らしていた。庄屋から大層気に入られ、出かけるときにはいつも供に連れていたが、あるとき、讃岐のこんぴらさんにお参りすることになり、何百段も続く階段に、庄屋は心が折れかけたが、寺男に励まされて、頑張って登り続けた。途中、お店のお姉さんに、この階段は何段ですか、と寺男が聞くと、七百八十五段です、と皆が答えるので、どうして登っても登っても減らないのだろうと思ったが、いつの間にか本殿に着いた。お参りを済ませ、プレスマンを奉納しようとすると、見知らぬおばあさんに、プレスマンを奉納するなら奥社のほうがいい、奥社には天狗様が祭られていて、プレスマンと天狗様の鼻は似ているから、と言われて、そんな気になったものの、また階段があって、五百八十三段だと言われて、今度こそ庄屋の心は折れました。そう、プレスマンの芯のように。庄屋は、寺男にプレスマンを託し、寺男が奥社に奉納したという。
教訓:寺男が一人で奉納しに来たプレスマンを、庄屋が奉納したものだと天狗様が認識してくださるかは不明。




