表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

きっかけ

暗い・・・暗い・・・


どこだ?ここは・・・


何もない漆黒の世界。

私はさっきまで研究所にいたはず・・・。


じゃあこれは??



「・・・っ!」


突然の眩しい光。

どこからか入ってきた光が目を差す。


光が闇を照らす。

やがて闇は消え、広がるのは白の世界。


その真ん中に、1人の少年。

少年は私に気付き、手を伸ばす。



「アイナ!」


「!?」


なんで私の名前を知っている?


『誰?』


そう問う前に、言葉が出た。

少年ではなく、私の口から・・・


「・・・兄さん?」


何故そう思ったのか、自分でも分からない。

伸ばされた手を握ろうとする。

けれどつかめない。握れない。届かない。


「待って、待って・・・」


少年の姿が薄れていく。


「駄目だ、アイナ。君はまだ僕には会えない」

「!?」

「人じゃないから・・・ね」


その言葉で、全てが闇に飲まれた。

アイナはまた、漆黒の世界に立っていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ