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第二十四話 低俗な下ネタをこよなく愛する乙女達(前編)

※タイトルにある通り今回は本当に低俗な下ネタが多いです。苦手な方はご注意ください。

 リュリュに呼ばれました。

 一体一、マンツーマンでお話したいそうです。

 わたくしはこれっぽっちも話したくありませんけど、彼女がどうしてもと言うので仕方なく彼女の家に来ました。

 そう言えば最近、全くお話しておりませんでしたね。

 袋詰めにされてクロムにわいせつ行為を働かされて以来でしょうか?

 まさか子供でしょうか?

 なんと!おめでとうございます!

 ご祝儀袋は全員分出してやりますわ!

 なんなら、全部パツパツのホットパンツにしてやりますわよ!


 「おめでとうリュリュ!」


 「うぇ?何の話?」


 「クロムとの御婚約ですわよ!」


 「いや、知らない知らない!」


 リュリュがこの世の終わりみたいな顔をしています。

 違うようです。


 「はぁ…じゃあわたくしを呼んだ理由は?」


 「え?ただ一緒にお茶したかっただけだよ」


 「そうですか。帰ります…」


 「ちょ…ちょっと待てーい!」


 扉に手をかけると、リュリュに羽交い締めにされて部屋に戻されました。

 鬱陶しい。


 「まったくもう!リネアったら」


 「はぁ…」


 「ため息ばっかじゃん。そんなに私と居るのが嫌なの?」

 

 「嫌ではありませんが…いや、やっぱり嫌」


 「酷いッ!」


 リュリュに頬を叩かれたました。

 当然のように公爵令嬢を引っぱたく侯爵令嬢A。


 「貴方は本当に図太い精神をお持ちですね。いっそ王族とセッ〇スしなさいよ」


 「嫌だよ!あんなイカれた王族と〇ックスなんて!」


 「いやいやお似合いですわよ。特にクロムなんか優良事故物件ですから直ぐに性剣マ〇コホリバーを貴方の〇ン〇にぶち込んでくるでしょうし」


 「今私ミルクティー飲んでんだけど」


 「それはクロムがやりました」


 「やめて」


 急に冷めました。

 わたくしのミルクティーも冷めました。

 そこそこ良い茶葉なので問題無し。

 味は上々、空気は重々。

 帰りたいンゴ。


 「真面目な話、玉の輿は見つかりました?」


 「うん…まあ」


 「ほえー」


 「興味無さそうだね」


 「いや。めちゃくちゃありますわよ」


 無いです。

 微塵も無いです。

 でも一応聞いておきますか。


 「で?誰なんですの?」


 「レイル…」


 あー、あのボケーッとした超人ですか。

 たしかに顔はイケてますけど、あれでイけるかは微妙です。

 上手いかどうかわかりません。

 堅実な方ですし貯金はあるでしょうけど、安定した生活を送るならもう少し高望みした方が宜しいのではとアドバイスをしたいところですが、リュリュでは無理でしょう。

 可哀想なぐらい世の男に見向きもされませんから。

 顔も性格もそんな悪くないのに、何故か振り向いて貰えないんですよ、彼女。

 

 「良い方を見つけましたね」


 「うん。でもさ、ちょっと怖いんだよね」


 「フラれるのが?」


 「そう。それが怖くて…」


 めんどくせぇ女だな、おい。

 んなもんテキトーに押し倒して〇開けばべろべろ舐めてくんだろ。

 なんて言えたらどんなに楽か。

 真剣な話ですし、的確なアドバイスをせねばなりません。

 

 「全裸で夜這え」


 名案この上ないでしょう、これは。


 「えぇ…」


 リュリュの反応は希薄でした。

 しかし、これに優る策はありません。


 「きっかけ作りはお任せあれ。なんたってわたくし、全知全能ですから」


 「だとしても、キッついなぁ…」


 「このまま生涯独り身は寂しいですわよ?」


 「その辺は大丈夫。私にはリネアがいるもん」


 「有難いお言葉ですこと。でも、お前に言われても嬉しかねぇですわ」


 「相変わらずだね…」


 リュリュの決意が固まったようです。

 よくこの案を通したな。

 と、計画犯が思う謎。


 「私、全裸になる!」

 

 この作品に登場するキャラは、みんな頭がとち狂っております。

 リュリュもそうです。

 こいつが一番やべぇんですの。

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