ハルラヒラリラ
《特異事件解決物語》
特異な事件が発生している。
ある集団が関わっている。
その集団の目的は、詐欺だ。
どれだけの被害を及ぼそうと、証拠さえ残さなければ、裁かれることはない。
そう言った事象を知っているのは、ごく僅かだ。
『それ』は、ある人の想いが具現化し、世界を変えるに至ったことが発端だ。
世界がいくつかに分離し独立する。
そして、その世界1つに全ての記憶を持った『本物』が1人ずつ存在する。
謎解き冒険譚。
タイムラインによる事象の喰い違いが稀に起こる。
本人に聞いたときには、そのタイムライン投稿はその世界のものとなっている。(元に戻っている。)
思い違い、見間違いかと思うが同じことがもう一度起こったとき違和感に確信を持つ。
幼馴染に最近の出来事を聞いてみる。
すると、それらは自分が知っているものとたいして変わりはなかったが、昔のことを尋ねると、
「あれ?なんで覚えてないんだろう?」
幼馴染は小さい頃にした約束や、思い出の場所を覚えてはいなかった。
そこから幼馴染とともにこの謎の解明に取り掛かる。
『分離した世界の一致』がゴール。
《分離した世界》
分離し独立した世界は、しばらくするとある種のループ状態に陥る。そして、ループするにつれ記憶が抜け落ち、最後にはその世界に完全に染まってしまう。
分離したことを理解したその世界の『かたわれ』は、記憶の抜け落ちていく主人公を前にして励まして、気張ろうとするが、その様子があまりにも苦しそうでかわいそうで、完全に忘れてしまったときには、『そういうこと』にしようと思ってしまった。
しかし、その時『自分』が現れる。
「諦めるんじゃないわよ!」
ループから脱した自分の本体が現れたのだ。
そこから、この世界の謎解きを自分と一緒に行い、そしてとうとう主人公がヒロインと共にこの世界から脱した。
虚構の世界にいたヒロインはこの世界の消失と共に、消えてしまう。寂しいながらも記憶の戻った幼馴染によかった。と言い、その姿が消えようとしたその時、
本体が、
「あんたもくんのよ!」
と、手を伸ばし、その手に手を重ねると体が光りだしその姿は一体化した。
NEXTSTORY
《どの世界にも共通しているある人物》
4人のうち誰かが、この罠を仕掛けたんだ。
望まない世界を、望みのある世界にした。
自分にとって都合の良い世界。
寂しいから俺たちも道連れにした。
そこにつけ込まれた。
なぁ、そうだろ。
じいさん。(シルクハットを被った黒衣装の老人。)
造り物の同時平行世界。