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ザックとベリル  作者: Cafe院
1/1

二人の少年


「ベリル!今回のはお宝っぽいぞ!」

「ぽいって・・そろそろ書物の名前ぐらいしっかり覚えてくれよな」

「覚えようと思っても覚えらんねぇんだよぉーだ!覚えたり考えたりすんのはベリルの担当だからな!」


悪びれる様子もないザックの笑顔を見て

何事もなく帰って来たことを安堵する


「危ないことはなかった?」

「なかったなかった!やっぱり俺は天才なんだって!」

「ならよかったよ」


ベリルのホッとした顔を見てザックもとても嬉しそうにしている


「ほいっこれ」


外から持って来た大きな荷物をベリルの前の机の上に置いた


「ありがとう」


そう言いながら慣れた手つきで開けていく

中から出て来たのはたくさんの本

ベリルは新しい本と古めの本に分け

めぼしい本を一つとってサラサラと流し読みしていった


「どう?」


ワクワクといった表情でザックがこちらを覗き込んでいる


「うん、分からなかったことがまた一つわかりそうだよ

ありがとう、ザック」

「ウォー!!やったー!前は違かったからなー!」


両腕を上げて喜ぶザックにベリルは以前のことを思い出して笑う


「前はひどかったもんね、知らないの人の日記持って来ちゃうんだもん」

「しょうがねぇーじゃん、あんな分厚かったら勘違いしてもさー」


二人の笑い声が基地に響いた


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