表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢が終わらない  作者: K
15/15

15

「?」

 トイレの鏡を見て、ふと不思議に思った。

「何、見てんの?美樹。」

 同級生の春奈が、一緒に鏡をのぞき込む。

「う-ん、私ってこんな顔だったかなって思って…。」

 笑い上戸の春奈が、口を大きく開けて、がははと笑った。

「昨日も、今日も、ぜーんぜん、変わってないよ。」

「そうかな?」

「もう、早く、行くよ。」

 春奈に促され、笑いながらトイレを出た美樹は、ふと、足を止めた。


 前を、教室に向かって急ぐ春奈の姿がある。

 チャイムが鳴って、廊下の生徒たちも、一斉に教室に入っていく。


 誰もいなくなった廊下で、美樹は、あたりを見渡す。

男の低い笑い声を聴いたような気がしたのだ。


 それは、どこかで、聞いたことのある声だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ