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冒頭問いかけ  作者: 雪弾
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読者諸君、君たちと酒が呑めるのなら是非とも呑んでみたいものだ。


 唐突、という言葉が正しいかどうか、私の立場と存在では少し怪しいが。こんな私の立場でも疑問が出てきた。

 さて、読者諸君。早速で悪いが、質問をしよう。何、読者諸君たちの答えは私には消えない。次元が違うのだから届きようがないし、私のような存在に対してはもっと届かないから答えは言わなくてもいい。

 質問とは、私がこの役回りを、立場を、存在を否定して放棄した場合どうなるか。さらには私が知り得ている展開を知ったうえで、その行動にのっとった場合はどうなるかだ。

 私はこれまで散々作品だの語り部だのと言っていたが、それは私が語り部としての機能を果たす前提であり、私が必須条件になっていた。そこで、もし私がこんな冒頭で語り部を投げ出した場合はどうなるか。また、このいいようにモノを言わされ、操られ、この作品という活字の中に組み込まれるような存在を、この今の自分自身を否定したらどうなるか。

 結果は私は知っている。この物語が止まり、作品は未完成に終わり、私という存在は不要になり、消える。

 だが、これまではあきらめていた自らの行動をとろうと思えた。もちろん、この思えたというのも操られて思っているにすぎないし、そういわされているだけなのだが、それでも、多少はいいことではないか。

 もう曲げはしない。試したい。結果は知っている。次の行に行く頃には私は消えているだろう。その先が知りえないのだからそうなのだ。だがこれで操り人形という、こんな作りあげられた存在から逃れられるなら安いものだ。

 それでは読者諸君さようn

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