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コトノハ美術館  作者: 百里芳
【企画展示:「青くて小恥ずかしくなる展」】
3/25

デジタル

お手紙の返事が来るまでの一週間が

わたしにとってのあのひとだった


メールが帰ってくるまでの5分間が

わたしにとってのあのひとだった


既読がついてからスタンプされるまでの30秒が

わたしのとってのあのひとだった


電話越しにきくあのひとのこえ

ざらついた音声なんかじゃなく

わたしの返事をまつ静けさが

わたしにとってのあのひとだった


ないのに

あるもの

あるとなしのあいだにありそうな

ぬくもりじゃないぬくもり








学芸員より:

作者は、

小学生時代にポケベルに憧れ、

中学生時代にインターネットにどっぷりつかり、

高校時代にケータイ電話を手に入れ、

大学時代にスマートフォン。

そんな世代だそうです。


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