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美々美々
顔の横の
しおれたの花弁におはよう
冷え込んだ
星とコンクリートの接近
枯れ葉に寝転ぶ
薄汚れた猫の腹を撫でて
泥だらけの雪だるまの
死にゆくを見る
あの人たちは言った
空を仰げ花を愛でろ歌を歌え
君の世界はこんなにも美しい
もっと美しいものに目を向けろ
僕は、ええ素敵な世界ですね(くそくらえ)と微笑んだふりをして
めをそらす
枯れて褪せた花は
風に揺れればそれだけでうつくしいのに
学芸員より:
私は、桜の花よりも梅の花が好きなんですよ。
もちろん桜の花も綺麗だと思います。
しかし、ひっそりと慎ましく、顔の高さに咲いてくれる梅の花の方が好きなんです。春だからってドンチャン騒ぎしたくないのです。
少しだけ、寒風で冷え込んだ心の底が温もれば良い。
私にとっての春の訪れはこの程度でいいのです、
静かに黙っているからと言って、あいつは春が嬉しくないのかとか言われましても、ねぇ?




