タイトル
『デカメロン』は別にそう言う意味じゃないです。
『ホモ・ルーデンス』は別にヤマもオチも意味も無いわけじゃありません。
『ホモ・サケル』も別に裂けません。
『ユリシーズ』もかといってそう言う意味がある訳じゃないです。
『パンセ』はおむつじゃありません。
『ハムレット』にハムスターは登場しません。
『自由からの逃走』と尾崎豊は関係ありません。
『真珠夫人』
『みだれがみ』
『パンパンガール』
これらは古い官能小説ではありません。
ヘンゼルはぐれてませんが、
イワンは馬鹿です。
『ブレーメンの音楽隊』はどちらかというと慇懃です。
『国富論』
『自殺論』
『贈与論』
『自由論』
『人口論』
『単子論』
『資本論』
『正義論』
名著はタイトルが8割、という訳ではありません。
名著力、なんてものもありません。
『ユートピア』連続殺人事件なんてものはありません。犯人はヤスではありません。
『ニコマコス倫理学』はニコニコ動画やアイドルマスターとは関係ありません。
『ディスタンクシオン』は巨大ロボットではありません。
『ゲシュタルトクライス』は必殺技ではありません。
『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』は合体して強くなったりしません。
『イリアス』は、イデオンとは関係ありません。
『近代世界システム』も別にそういうんじゃないんです。
学芸員より:
名著と言われる本、難解な内容の本でも、見る人が見れば変な意味にしか見えないんですよ。
『デカメロン』とか、おつむが幼稚な男子高校生は大好きなんですよ。
え? 私だけ? こりゃ、失敬。
常設展示:「言葉遊びのページ」は此処までです。
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