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コトノハ美術館  作者: 百里芳
【常設展示:「産毛のこちら側のフロア」】
13/25

あなたが撫でるのは

わたしの死んだ細胞

神経も血も通っていない

わたしのしんだ細胞


それでも

わたしの死んだ細胞を撫でられるたび

わたしはなんどでもはじめて生きた心地をおぼえるのだ


くろいいとであやつられた

わたしのしんだ細胞であやつられた

わたしはいきたしたい





学芸員より:

私は人の顔を覚えるのが苦手なんですよ。

顔を覚えるまでは、服装とか、歩く時の靴の音とか、髪型とかで判断しています。

だから、衣替えなんかをして服装がガラッと変わっちゃうと、自信を持って「その人だ!」と言えなくなることがあります。

私が見てるのは、服なのか人なのか。 

ベッドインする時はどうすれば……っておっと、子どもが居る所でする話題じゃなかったですね。

常設展示:「産毛のこちら側のフロア」は此処までです。

順路に従って、次のフロア常設展示:「言葉遊びのページ」にお進みください。




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