表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/26

学院入学②

ーーーーーーー入学初日学院へ向かう馬車












あれからリュイは気味悪くせに毎日身に着けていたものだから、隙を見て盗み取り燃やしてやったわ。

どう見ても趣味が悪いし、本人も体調を崩していたしね。

新しいものをお姉さまが作って差し上げたわ。もちろん、父様母様の分も。

え?流行り物を自分も作ってみたかった口実?そんなわけないでしょう?










「それで、僕にも贈ってくれたの?」











「ええ。アルは最近忙しいと聞いて。身体が健やかであるよう想いを込めたわ」











アルには、シルクという最高級生地を使い”ルクライン家”の紋章を刺繍した。

ルクライン家は大きな鳥が紋様に入っていて、蔦が伸びているよう。

中に私の瞳の色を入れたわ。さすがの相手も引く?いいえ。

ロマンチストと言ってちょうだい。第一、ばれないように小さめのを入れたから大丈夫よ。












「素敵だね。ありがとう。僕も近いうちにお返しを送るよ」









「お返しなんて、気にすることないわ」









「僕も何か普段から身に着けられるものを贈りたいんだ」









「まぁ!ありがとう!」









アルとの仲は順調。

わたしもいつの間にか心を寄せていたわ。

容姿こそ目を引くことはわかりきっているけど、長く一緒に過ごすことは中身も重要になるわ。

飾りではないのだから。



けれど、アルは隣国の王女殿下にも、とても良くしていただいてるみたい。

まぁ王家としては評判も良く、国にも多大な貢献をしている公爵家に降嫁させたいのが本音ね。









「お手をどうぞ?僕の妖精姫。」









「ありがとう。私だけの騎士様。」










馬車はあっという間に着き、アルにエスコートしてもらう。

たくさんの視線を感じるが、恐らくアルね。

容姿もあるだろうけど、知名度が他の貴族より群を抜いているもの。














評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ