公爵家令嬢マーリス・ボルト②
「ですから協力していただきたいんですの」
「協力といっても何を・・・?残念ながら私は学内で根も葉もない噂で社交にも明るくございません。」
「えぇ!もちろん存じておりますわ!あなたは、”輪廻転生”を信じるかしら?」
輪廻転生?どこかの宗教語録で見た気もする・・・。
確か、魂が終わりなく新しい生を刻むとかなんとか
「どこかの歴史語録で拝見したことはございます」
「そう。その目は及第点ね。私はまさしく転生しているのよ。別の世界から別の世界へかれこれ5回ほどね。信じられないかもしれないけど、本当なのよ。」
「大変恐縮ではございますが、今すぐに信じるというのが難しく・・・・ただ、真剣な表情や話し方をされているので嘘ではないことは」
「大丈夫よ。そんなにかしこまらないで。この世界は私が3番目に経験した人生に出てくるアニメにそっくりなのよ。とはいっても乙女ゲームがアニメ化したってやつなのだけれど。まぁいってもわからないわよね。庶民の間で流行ってるような恋愛本よ」
なるほど、、、?
恋愛本は確かに流行っている。それがこの世界?
「攻略対象は、この学院の生徒会メンバー+先生、隠しキャラのルクライン様よ。アニメ限定キャラは2期からだからまだ出てこないわね。大事なことは、貴方の愛しの婚約者様をヒロインに奪われないこと。そして私は愛しのザック様と結ばれることよ。」
どうしたらいいの・・・・?




