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公爵家令嬢マーリス・ボルト
「ターフェアイト伯爵嬢お越しいただきありがとう。」
「こちらこそお誘いありがとうございます。お気軽にエラとお呼びください。」
「まぁ、エラ様ありがとう。お座りになって。私のこともマリと呼んでくださる?それとヴィクトリアン・ロンドン・フォグはお好きかしら?」
「はい。ありがとうございます。」
侍女が用意し、それを流し込む。
私昔から、こういう場面は緊張してしまうのよね。
公爵嬢が何の用かしら?噂の件とか?心当たりが多すぎて逆に検討もつかないわ。
「ところで、ルクライン公爵息はお忙しいようだけれどお元気?」
「えぇ。その身でいつ休息を取っているのか不明なくらいで心配にはなりますが。」
「そう。まぁ昔からそうなのだけれど彼。元婚約者候補だったのよ。でもあなたには協力していただきたいの」
婚約者候補?まぁでも公爵嬢で、成績優秀・眉目秀麗とよく聞いているもの。そうよね。
「私、ルクライン公爵息の所属する副隊長をお慕いしておりますの。」
「副隊長・・・。というと、フロイド男爵・・・・」
「そうなの!ザック様よ!!かっこいい!きゃっ!」
さっきの真剣な表情とは一変。
この可愛らしいご令嬢は。




