噂話
ーーーーーー廊下を通る度にひそひそと小さな声で聞こえる話し声
「聞きまして?コメット伯爵嬢のお祝い会でターフェアイト伯爵嬢が意地悪したらいいわ」
「わたくしも聞きましたわ!口穢く罵ったと!こわいわ!」
「ワタクシは、ルクライン公爵息も本当はコメット伯爵嬢に思いを寄せていて、それを阻んでいると聞きましたわぁ」
チラチラとこちらを見ながら扇子で口元を覆う女生徒達。
ここ数週間同じような話をいろんな人から小耳にはさむ。
「王子殿下に色目使ったって本当かよ!くぁー!あれも使われてー!!」
「はっ。貴様正気か。僕は媚びている女子など御免だね。気色悪い。」
「私も彼女には興味があるな。ぜひ2人になれる場所で話してみたいな。」
「それ狙ってんじゃねーかっ!」
ぎゃあぎゃあと下品な笑い声で面白おかしく話す男子生徒
話の中心である私にはあまり刺さらず、無遅刻無欠席。
夏季休暇前に皆勤賞目前。長期休みになるからアルの家にお邪魔して花嫁修業兼領地巡りをする予定。
凄く楽しみだわ!まるで新婚旅行・・・・私ったら、気が早いわ・・・。
そんなことを毎日考えているため、耳に入ってこないのだ。
「ターフェアイト伯爵嬢、少しよろしくて?」
「なんでしょう」
▼目の前に赤毛のドリル縦巻き令嬢が現れた!バッチを見る限り上級生であるようだ!
「私は2学年のボルト公爵家が長子マーリス・ボルトですわ。お聞きしたいことがございます。放課後淑女の間【芙蓉】にいらして」
▼よくわからないが、上級生だから行ってみる!
➡はい
⇒いいえ
「ご丁寧にありがとうございます。承知いたしました。放課後伺います。」
「えぇ、楽しみに待っていますわ。」




