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面倒事は避けられない茶会①
ーーーーー馬車の中。
「エラ、本当に無理して参加する必要はないと思うよ?」
「不参加だとしても後で何か難癖付けられるよりかは参加したほうが幾分かマシだわ。私にはアルもいるしね?」
「そうか、絶対に僕から離れないでほしい。何かあってからでは遅いんだ。」
真剣に見つめられてつい顔に熱が集まる。
心配性なところも頼もしいところもアルったら本当に非がないわね。羨ましい。
私ももっとアルに頼られたいものだわ。
「そうね。もう耳が閉じるくらいわかっているわ。アルもあれから何度も恋文と贈り物が来ているそうだけど、」
「まさか妬いてくれているの?はぁーっ。そんな可愛いことしてくれるエラが見れるなら少しは感謝しなくてはいけないね。もちろん手紙と贈り物は、処分させたからなんなら僕は一度もその物体すら見てないよ。」
そういいながら私の手を取り、掌にキスをした。
慣れた動作なのに女性経験はないと言い張るのが不思議。
そしてその言葉を信じられる私も。
「それなら良かったわ。ただ贈り物も危険なものではないか確認しただけよ?妬いてなんか・・・」
「わかったわかった可愛いねぇ僕の妖精妃は。そろそろ着くよ?」




