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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
オーディナルリーダーの苦難
191/275

No191 念願のお友達


「あ?お昼?」



「わ、私と……お昼を一緒に……食べてあげてもいいわよ……?」



「どんだけ友達に慣れてないんだよ!?分かったよ!昼くらい一緒に食べてやるよ!なぁ奈留?」



 俺がそう言ったところで、真っ先に明日香が、目の色を変えて喜んだ。



「ほんとにっ!?」


 

 まるで子供にオモチャを買ってあげた時のように、瞳をキラキラとさせて喜んでいる。



「……奈留は喜んでお前とランチするだろうよ」

 


 すると大ファンである奈留は、何度も首を縦に振って言い返した。



「はい!勿論です!なんでしたら学校が休みの日でも一緒にお昼食べますよ!」



 話が固まったところで、俺は再度明日香を退かすべく切り出した。



「それじゃまた今度ゆっくりお喋りするからーー」



 しかしやはり、興奮が収まらない奈留は、別の話題に食い付いていた。



「明日香さん!迷惑でないようでしたら、その……イラストを生で見せていただけないでしょうか!?」



「おまっ!そんなことしてる場合かよ!」



 当然俺のセリフは届かないーー


 

 ご機嫌だった明日香は、ニコッと笑って快く首を縦に振った。



「えぇ、いいわよ?」



「ほんとですかっ!?ありがとうございます!」



 もはやどちらが先輩か……


 明日香が俺たちに見えるように、ノートPCの角度を変える。


 キーボード下にあるタッチパッドを指でなぞり、手馴れた手つきで操作していく。



「ふふっ、お友達に絵を見せるなんてした事がなかったから、ちょっとドキドキするわね」



 奈留は勿論眼をキラキラと輝かせてそれを見ていた。

 


「凄い!凄いです!本物……!あぁ!す、凄いですぅ……!」

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