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No.17 その覚悟がお前にあるか

「私の組織はーー事件や闇の組織を、陰で裁き、処理する者だ。音羽兄妹の持つ”シークレットコード”は、この世界の政治や行政がひっくり返り、戦争や金が思いのままになるって言う代物らしい」



「何わけわかんねぇこと言ってんだ!?そんなの知らねぇよ俺達!」



「どんな色や形をしているのか。そもそも物であるのかさえ分かっていない。けれど音羽兄妹のどちらかが所持している事は確かだ」



「誰がそんな事言ったよ!?」



「お前の親父だ」



「は!?俺の親父が何言ったよ!?」



「音羽雄我ーー君の父は、世界的に有名な科学者だった。あらゆる兵器や機械を開発し、数々の戦争を終結させた逸材だ」



「何寝ぼけたこと言ってんだ!?俺の親父はただの公務員だ!」



「そりゃ家族に本当の事は言わないだろうさ。まぁ事実だから認めるんだな。その音羽雄我が、失踪の直前ーー”シークレットコード”なるものを我が子に託したと言って消息を絶った。おかげで、世界中の組織が君ら兄妹を狙ってる」



「……白目むいて倒れそうだわ俺」



 全くもって身に覚えが無い。

 頭を抱えていると、ルビーは俺に真っ直ぐ指差した。



「お前に送ったファイルは、任務遂行の権限が与えられるアプリケーションだ。それを起動すれば、もうお前は一般人ではなく、私と同じエージェントとして認識される。そしてーー」



 ルビーは強く言う。


 これが、俺ーー音羽柚木(おとわゆずき)の人生の分かれ道。



「ーーもう二度と、普通の高校生には戻れない!その覚悟がお前にあるか!」



 なんだそんな事か……!


 小香のいない日常に、意味はあるか?

 そんな未来を普通と呼ぶのなら、俺は何に手を染めようとも、あいつとーー小香と笑う毎日が欲しいんだ。


 だから俺はーー迷うこと無く!

 ファイルを開き、出現した髑髏マークのアイコンを押して起動させた。



「やってやるよ……!どんな悪が相手だろうと、俺が全部ぶっ倒してやる!」



『アプリケーションーー”エージェント”』



 ルビーから送られてきたアプリケーション。

 それは俺ーー音羽柚木(おとわゆずき)の人生を、大きく非日常なものへと変えた。



 スマホ画面に大きな黒の髑髏が、画面を飛び出すように浮かび上がりーー


 漆黒の炎が、スマホを包むように燃え上がる。

皆さんに普段からたくさんの笑顔をもらってます。そんな自分が、皆さんにもっとできることないか考えました。


世間がこんな状況だから、だからこそ一人でも多くの方に自分の作品を通して笑顔になってもらいたい。頑張って1日2話投稿頑張りたいとおもいます!

朝8時と夜20時の2回更新します!

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