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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
VS爆弾魔 青空タワーの決戦
167/275

No.167 泣かせたおまえだけは……!


 電気グローブを強く握り締める。


 それを見た大門は、歯ぎしりしながら焦って回避しようと動き出したーー



「く、クソがっ!まさか狙撃手が!?」



 しかし手遅れだーー



«『RELOAD』『BURSTSHOT』»



 通信機越しで聞こえていた、奈留の音声認識が俺を再度笑顔にさせる。



 ズガンッ!!



 鋭い銃声の直後、大門の身体が崩れ落ちる。


 右肩を奈留のライフル弾が貫き、その後俺の追い討ちが炸裂するーー



「二度とその面見せんじゃねぇ!落ちろー!」



 体制を落とした大門の顎を狙って、電撃を溜めたアッパーカットを繰り出した。


 額を真上に殴って向かせ、部屋の隅に突き飛ばした。



 そして俺は身体をくるりと反転させながら、同時に更なるアプリケーションを起動させる。



「お前は許さねぇ……!この街を、仲間を……奈留を泣かせたお前はーー」



『アプリケーションーー”ライトニングスピード”』



 金属製強襲ブーツが出現。


 これは駅で『藤田組』の夏代海斗に使用した新アプリ。



 俺は体制を低く屈むように落とし、早坂林太朗を強く睨み付ける。



 酷くこちらを怯えた表情だったーー


 けれど、奈留はこいつの何百倍も怖い想いをして苦しんだんだ。



「ーー俺が二度と日の目を見れない身体にしてやる……!いくぜ!」

 


 俺は音速を超えた速さで、一瞬で早坂の目前に急接近する。



「まっ!」



 早坂が一瞬何か言葉を発した。


 命乞いか、それとも懺悔か。



 俺は一切こいつの対して、聞く耳を持つつもりはなかった。

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