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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
VS爆弾魔 青空タワーの決戦
166/275

No.166 音声認識よし


「あぁそうだな!奈留!一緒にあの馬鹿を助け出そう!」



「はい!」

 


 頼もしい後輩を名前で呼んだ。


 ルビーはそんな奈留の背中に手を当て、想いを託す。



「奈留!スマートフォンを弾倉に装着しろ!お前のそれがマガジンになる!」



「は、はい!」



 奈留は言われるままーー狙いを絶対に逸らさず、スマホをライフルの空いていた弾倉部にガシャっと装着した。



「よしっ!もう一度言うが、お前のスマホ容量が弾薬になる!容量に関しては今度詳しく話す!今は気にせず、私の言う通り声に出せ!音声認証で操作する!」




 ここからはルビーの端的な説明で、奈留はその通りに復唱したーー




「『SET』」



 弾倉に装着されたスマートフォンがピピッと電子音を鳴らして起動する。



「『RELOADーー通常弾SELECT』」



 スマホ画面に弾数表示が点灯。


 セレクトされた弾薬が表記された。



 次に奈留は狙い通りに、スマートフォンに攻撃指令を言葉にした。



「『BURSTSHOT』」



 ライフルの銃口と、奈留の右手が緑の光を放ち、そのまま息を殺して引き金を引いた。



 ズガンッ!!



 空気を切り裂くような銃声が鳴り響く。





 ラジコン飛行機に四方八方囲まれ、俺は絶体絶命の状況の中ーー



 突如それらを同時操作していた、早坂林太朗の右腕に風穴が空いた。



 ダンッ!!!



 正確すぎる命中精度と、的確なタイミングの援護射撃。


 俺はニヤリと笑みを浮かべ、大門の懐目掛けて駆け出した。



「よくやった……奈留!」



 電気グローブを強く握り締める。

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