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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
VS爆弾魔 青空タワーの決戦
159/275

No.159 No2の働き



「来るな!それ以上近づけば、あの眼鏡のペットショップを爆破させるぞ!?」



「やってみろよ……!」



「なっ……!?」



 俺の強気な台詞に、早坂は焦りながらキーボードを叩いて遠隔起爆の操作する。


 けれどいくら操作した所で、既に手を打っていた俺たちの前では無力だった。



 俺は耳に取り付けていた通信機でーー遠くで任務を遂行する仲間に連絡した。



「ご苦労だ”メイジー”!流石はオーディナルのNo.2だ!」



«あ、ありがとうございます!光栄ですヒーロー様!»



 照れて喜んでいるメイジーこと、愛菜の嬉しそうな声が伝わってくる。


 愛菜は俺と別行動を取り、ルビーの指示のもと、ペットショップに仕掛けてあった爆弾の撤去作業を行っていた。


 奈留を縛っていた危険は、これで完全に取り払った。



 グループ通信で、ルビーと共に青空学園の屋上にいた奈留は、何度も何度も泣きながらーー



«ありがとう……!ありがとう愛ちゃん!ありがとうヒーローさん!»



ーー感謝の意を述べていた。



 奈留には小香と同様、万が一のため、安全な場所へ避難するよう言ってあったがーー



«私は非力で約立たずかもしれませんが、皆さんの傍で一緒に戦いたいんです!»



 奈留は強気にそう言って、ルビーと共に俺の遠隔アシストを行なってくれる。


 今も遠くの青空学園屋上から、超視力でこちらを見てルビーに状況を伝える中間役を担っている。




 爆破を止められた早坂は、血相を変えてスマートフォンを取り出した。



「く、くそっ!こうなったら他の爆弾を起動させてーー」



 そこまで早坂が言ったところで、俺は例のごとくアプリケーションを起動する。



『アプリケーションーーエレクトリック系カスタマイズ”マグネティックパルス”』



 早坂のキーボードよりも早く、俺は電磁パルスを放出。


 スマートフォンやノートパソコンが完全ブラックアウトする。



「もう何も壊させねぇよお前には!奪わせはしねぇんだよ!俺がいる限りな……!」

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