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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
あかね色に染まる空。爆弾魔の行方
152/275

No.152 お前だよな

 俺はスマートフォンを取り出して、アプリケーションを起動した。



『アプリケーションーーエレクトリックショック』



 電撃グローブを出現させる。



 何故今攻撃アプリを起動させたのかーー


 それ以前に、何故この青空学園でーー


 そしてルビーと自分とたった3人で集まっているのかーー



 この3点を聞かされていなかった奈留が、戸惑いの表情を浮かべて怯えていた。



「ど、どうしたんですか2人とも……!?一体今から何をーー」



 そこまで言わせた所で、俺は奈留の口を左手で抑えた。



「しっ!大丈夫。別に痛い事も怖い事もしないさ」



 そう言い聞かし、もう一つのアプリケーションも起動させる。



『アプリケーションーーエレクトリック系カスタマイズ”マグネティックパルス”』



 グローブに例の電磁コイルを追加装備。


 これをバチバチと雷鳴を轟かせ、奈留の身体に電磁パルスを照射させた。



 キーンと甲高い音が響くが、この時間この場所に生徒や教師は近付かない。


 

 人体には無害なこのアプリ。


 使う用途はただ一つーー電子機器をショートさせる事にある。



「これでよし」



「い、一体何なんですか……!?」



 何が何だか分からない奈留。


 俺は安心させるように補足説明。



「これは電子機器を壊したり使えなくさせるアプリだけど、出力を抑えて放ったから、まぁ5分くらいは奈留の電子機器を停止させる」



「だから何でですか!?」



 戸惑う奈留に、俺は単刀直入に問い掛けた。



「もういいよ奈留。”発信機”か”盗聴器”持ってたんだろ?」



「えっ……!?」



「爆弾魔に俺たちの居場所教えてたの……お前だよな?」

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