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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
2章:爆弾魔逃亡作戦編
141/275

No.141 何故ここが敵にバレたのか

「また来ました!ラジコン飛行機です!」



 愛菜が飛来するラジコン飛行機に気づいて声を上げる。


 真っ直ぐこちらに目掛けて落ちてくる。



「くそっ!こんな所まで!」



 俺達は身構えて迎撃態勢に入る中、Jewelryの3人は首を傾げていた。



「おかしい……!アメシストのアプリーー”インビジブル”で完全に姿を消して振り切ったはずだ……!なのに何故……!」



 確かにルビーの言う通り、透明化して逃げた俺達を、どうやって敵が追いかけて来たのかは分からない。


 しかしそんな事を考えるのは、この現状を打開してからにしたい。



「とりあえず考えるのは後だ!メイジー!迎撃よろしく!」



「はいヒーロー様!撃ち落とします!」



 愛菜は機敏に動いてこれに対応ーー


 スマートフォンから2つ目のアプリケーションをタップする。



『アプリケーションーー”フレアボール”』



 右手に轟々と燃える炎が集まり、小さな太陽のような火の玉が作り出される。


 テニスボールを投げる要領で、”フレアボール”をラジコン飛行機目掛けて投げ付けた。



「当たって!」



 螺旋を描きながら、空を駆け抜けるーー


 ラジコン飛行機を叩き付け、空中で花火のように爆散した。



「よし!よくやってくれたメイジー!」



 俺は愛菜の活躍に称賛の言葉を送る。


 しかし安心出来る状況ではないーー



 ルビーが腕を組んで考え込む。



「……一体どういう訳か知らないが、この場所がバレている!」



「だったら早く逃げないと!」



「待てビースト!逃げるのはいいが、敵が何故私達の居場所を追跡出来たのかーーそれが分からない以上、私達に安全な場所などないぞ!」



 確かにルビーの言う通りだった。

 流石はエージェントの先輩と言ったところか、俺より遥かに冷静だった。



ーーしかし落ち着いて考え込む時間も俺達には無い。



「二手に別れるって言うのはどうだ?」

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