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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
2章:爆弾魔逃亡作戦編
136/275

No.136 私専用のおっぱいだ!

「あっ!お前!」



 俺がそこから続きのセリフを言おうとした所で、先にルビーがお決まりの一言をぶつけた。



「お前帰れ!」

 


「あれれ。開幕早々辛辣じゃない?アメシスト呼んだの、僕なんだよー?」


 

「黙れ!帰れ!アメシストのおっぱいは、私専用のおっぱいだ!さも自分の手柄みたいに言うな!」



「言ってる場合か!」

 


 途中明らかにおかしい、意味不明な台詞が混ざっていたが、それよりも気になる確認事項がある。



「小香は!?一緒じゃないのか!?」



 俺の当然の問いに、アメシストは運転しながら後ろの俺に言う。



「は、はい!小香ちゃんは自宅でお昼寝してるです!もし万が一、小香ちゃんの身に何か危険があれば、すぐ警報が鳴り、Jewelry本部へ通報される仕組みです!」



 それでもとても心許ないが……


 今はとりあえず、この事件を一刻も早く片付けるしか他ないか。



 「……早くこの件にケリつけよう」


 

 小香を心配に思う。


 けれど例の爆弾魔はーーそんな俺たちの行く手を阻む。



 車前方を視認するアメシストが、それを発見して叫んで知らせた。



「あっ!またラジコン飛行機来たです!」



 今度は先程と違い、狭い脇道を正面から接近する様に飛んで来た。


 とても大きなバンが迂回できる程、広い道幅ではない。


 流石のアメシストでも、これは回避できないだろうと思った俺達。


 遠距離攻撃を持つ愛菜が、現状を考えて自分を推薦して言った。



「わ、私の”フレアボール”ならっ!撃ちますか!?」



 愛菜がスマホを取り出して構えたが、ルビーがその手を下げて首を振った。



「いや、その必要はないさメイジー。アメシストに任せておこう」



「で、でもルビーさん!?」



「心配いらないよ。アメシストに走れない所はないんだ。まぁ見ていろ」

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